今日は、研究室の近くの部屋でDr. Manu Prakashのセミナーを聞いてきました。内容は「泡を使って計算させる」です。発表の質と量が十分だったのにも関わらず、この夏に博士をとったばかりの人でした。博士課程在学中に、雑誌の"Science"に2本、First Authorで論文を載せるという、学生では見たことがないような離れ業をやっています。これは科学の世界では、Superstarと言っていいでしょう。
HarvardのFellowでもあり(Harvard大からお金がもらえる)、$30,000 Lemelson-MIT Student Prizeという賞も受賞したみたいです。300万ぐらい?MITの中でもトップクラスの人物だと思うし、発表を聞いて非常に参考になりました。
僕が発表を聞いて思ったのは、Manuが、物理現象を驚くべきほど高いレベルで理解していることです。流体力学で出てくる数式も、完全に自分のものにしていました。その上でいろいろ考えてるから、あまり難しい実験をしなくても、面白いことができるんでしょうね。デバイス自体は非常に簡単な構造でした。実験だけに力を使わず、理論で頑張って、新しい方向性を出すのは、面白い方向性でした。
MITにはときどきこういう人がいるので、非常に刺激になります。 日本では見たことがないレベルの人ですね。
Dr. Manu PrakashのWebsite
http://web.media.mit.edu/~manup/Manu_Prakash_web/Welcome.html
2 コメント:
いいねぇ、こういう環境。何かを極めれば、他の人に見えないものが見えてくるからね。日本にもそういう人はたくさんいると思うよ。ただ、表現が下手なだけで。
いしモリさま、
MITは近くに頻繁にすごい人が現れるので、恵まれてます。
日本では、そごいひとも、表現が下手で隠れていて、気づきにくいというのはありますね。表現をする重要性も国によって、違いそうですね。
コメントを投稿