2008年9月30日火曜日

研究費の申請がアメリカ大学教員の生命線

先日聞いた柳沢幸雄先生の発表で面白かった部分をまとめて書きとめておく。研究費の申請がアメリカ大学教員(Professor)の生命線という話である。

アメリカの大学の教員の給料のほとんどは、自分で申請して獲得した研究費からまかなわれる。Harvardの教員の給料の8割は、自分でとってきた研究費から出て、残りの2割は、大学からもらえる授業由来の給料である。研究費をとらないと、満足な給料がもらえない。

それで研究費の申請書はどんなものかというと、「こんな研究がやりたいんだけど、どうでしょう?その問題は解決すると人類に価値があるので、僕にお金を下さい」と訴えるものである。

1つの研究費の申請書は50ページぐらい。そして打率(申請して研究費が当たる確率)は2割だから、一年に10件ぐらい出さないと、研究費が途切れてしまい、給料がなくなるという話である。(外れた申請書は何回も使い回すとしても、結構な分量の書類を書く必要があると思う)

それに加えて、柳沢先生がやっていることは、論文を増やすために、研究費の申請書に書いた、1.問題定義、2.問題の重要性と、3.問題の解決方法はそのまま、論文の1.Introductionと、2.Methodに回す。カット&ペーストになるので、書く分量が減らせて、相当な楽ができる。

なるほどー。これは前にも少し聞いたような話だったけど、具体的な数字が分かって参考になり、面白かった。

VISTAにして復旧

結局MITとMicrosoftが契約していて、学生は無料で使えるVISTAをインストールして復旧しました。MITは、このソフトの点でも恵まれていて、この大学の利点を実感しています。

さてXPからVISTAにしたときに気がつく、地味だけど好きなポイントは2点です。(1)フォントがものすごくきれいになりました。メイリオがシステムフォントになったのですね。きれいなフォント好きの僕にとっては、よいOSです。(2)ファイル管理がより構造化された形になって、把握しやすくなりました。

設定が終わったものは以下のものです。Windowsアップデート、ウイルスバスター2009、大体のドライバ、メーラー、ブラウザ、Office、Skype。

あとはAdobe系(Illustrator, Acrobat, Photoshop)を入れたら、仕事はできると思いますね。

ちょっとしたことですが、無線LANのドライバを新しくしたら、今までアパートで認識されてなかったアクセスポイントが認識されるようになって、より便利になりました。これは怪我の功名ですね。



メイリオ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%AA

2008年9月29日月曜日

"Nightmare" Windowsが起動しなくなり、一日復旧作業に追われる

ウイルスに感染したあげく、システムが壊れて、Windowsが起動しなくなりました。アメリカにいて、英語が読めるようになって、最新のウイルスに感染しました。英語も悪い面がありますね。データの救出活動をして、他の仕事は完全に休止しました。ウイルスバスターを起動していて、OSもアップデートしてあって、注意を払っていたのに感染するとは悔しいですね。

この問題を解決するために、少しだけパソコンの仕組みがよく分かるようになりました。問題が起きないと、システムを理解しないというのも、面白い話です。

幸いにして、必要なデータを回収することはできました。KNOPPIXというCDから起動できるLINUXを使いました。まずそんなソフトの存在を知りませんでしたので、バックアップをとるのに4時間ぐらいかかりました。まずそのソフトを日本のサーバからダウンロードするのに、700MBで40分ぐらいかかりました。そしてISOという形式で、DVDにライティングしました。

そして問題は、Windowsの復帰でした。まだ終わっていません。

リカバリディスクがなかったのが問題でした。僕の使っているLet's noteは、リカバリディスクがあれば、すぐにリカバリできるのですが、アメリカにもって来ていませんでした。ちょっとリスクを少なく見積もっていました。海外に長期滞在する人は、リカバリディスクぐらいは持っていった方がいいです。

Windowsを復帰させるのに、僕が思いついたのは、以下の四つの選択肢でした。(1)Windows回復コンソールを使って、レジストリを元に戻す。(2)KNOPPIXでレジストリをいじって、元に戻す。(3)XPを再インストールする。(4)VISTAをインストールする。若い番号の方が、より元の状態に近くできると思いました。

まず(1)をやってみました。結構難しいです。なぜかというと、基本的に回復コンソールは、FDで動かすもので、FDを持っていない僕は、大苦戦しました。それでまず回復コンソールをCDで起動できるようにするのに時間がかかりました。問題はさらにその後で、CDで起動できるディスクを作成したのですが、ハードディスクを認識させるドライバをインストールするために、FDが必要でした。うーん。持ってないんですけど。Windows XPって実は設計が悪くないだろうか?

(2)も試しました。LINUXで、よくわかりませんでした。それで時間がかかりそうだったので、あきらめました。

(3)でXPの再インストールも、FDが必要でした。ハードディスクを認識させるためのドライバのインストールのときに、FDを要求されます。うーん悩ましい。

(4)のVISTAをインストールするときには、ハードディスクのドライバはいらないです。なので一番手間がかかりません。対応しているソフトが少ないらしく、インストール後が気になります。。

全部ちょっとずつ試したら、バックアップ後にさらに3,4時間経過してしまった。

試練ですね。今、一番楽な選択肢は、MITが契約しているVISTAをインストールしてしまうことです。しかしVISTAをインストール後、仕事がはかどるのだろうか?未知数なところが、いかにも悩ましいです。

2008年9月28日日曜日

インスタントラーメンの方がおいしい?

日本人の人たちは、外食でラーメンを食べるよりも、インスタントラーメンの方がおいしいと言っていました。曰く、こちらのラーメンは、ダシが入っておらず、味が甘いからだそうです。

例えば、味噌ラーメンは、味噌汁のダシがないものに、野菜と麺が入ったものになっていて、さらに甘くしてあるそうです。つまりアメリカ化されたラーメンですね。そうやってアレンジした方がアメリカ人の口に合うみたいですね。

しかしアメリカ化されたラーメンは、日本人の舌には合わないでしょうね。そこまで言われると、外食でラーメンを食べる気が全くしないので、挑戦しないでおきます。ネタとしか思えません。

例外的においしい店があるらしく、NYにある一風堂、そこはおいしいらしいです。NYに行ったときには、是非行ってみたいですね。

今回の研究会で会った日本人の多くが言っていたことは、アメリカのご飯は日本人に合わず、気合いでは1年しか持たないということです。それはそうでしょう。700, 800円ぐらいのおいしい日本の料理が皆無だから、仕方ないですね。

日本語会話の方が英会話よりも気を遣う

昨日は懇親会で、久しぶりに日本語で4時間ほど会話をしました。僕の最初の仮説は、日本語での会話は、ストレスがたまらないという仮説でした。しかしそれは少し違いました。実は気を遣うことで、わずかなストレスを感じました。その気を遣う要因として、2つの要因がありました。

1つめの要因は、日本語会話では、誰が年上で、年下か常に意識して話す必要があることです。立場によって、話す言葉が変わります。そのためにその人の年齢を、少しずつ特定していく必要があります。様々な年齢の人が入り交じった飲み会では、瞬時に言葉のモードを切り替えて、さらに年齢を推定していくのは、ちょっとしたストレスを感じました。2ヶ月ぶりに挑戦してみて、この日本語会話の特徴を思い出しました。

2つめの要因は、文化的なものかもしれないけど、年下の人は会話を控えるモードになって、言いたいことが言いにくくなることです。僕の場合は、どちらかというと、同調しようとして、本当に思っていることを言えなくなります。建前の割合が増える気がしています。

一方で、英語では、年上とか年下であるとか、考える必要がないです。さらに年下の人が、意見を控えるとかない気がします。結構気楽なもんです。実は英語の方が、ストレスがたまりにくい言語かもしれません。

ボストン日本人研究者交流会に出席してきました

夜遅くまで出かけて、9月27日分の投稿ができませんでした。連続投稿は50日ぐらいで途切れてしまったのでした。残念!

9月27日は、「ボストン日本人研究者交流会」に参加してきました。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/6659/

この会には、日本人ばかりが、80人ぐらい出席していました。こちらに来てから、そんなたくさんの日本人が一堂に会するのを見たことはなく、かなり新鮮でした。そしてみんなおじぎをしていたのですが、僕は、おじぎの仕方を忘れていて、とっさにできなくなっていました。なんだかアメリカの環境に最適化してますねえ。

そして2ヶ月ぶりぐらいに日本語の発表を聞きました。僕には、日本語より英語の方がダイナミックで、話し方が変化するように聞こえました。なんとなく英語の方がリズムがあって、聞いていて面白いですね。これは僕が感じた僕自身の意識の変化です。

さて発表は2件ありました。
1「歯科医療の裏側 ~歯科技工士からの視点~」
2「リーダーの条件と育成 ~ボストンでの経験から考える~」
というタイトルでした。

1件目は、歯科技工士の仕事内容に関しての詳しい紹介です。アメリカでも日本でも、歯科技工士の仕事内容はほとんど変わらないらしいです。歯科医療について興味がある人とって、いい発表だったと思います。

2件目は、アメリカ式の組織構造を持ち込んで日本を変革すると、今の日本の閉塞感が打破できるのではないか?という発表でした。
アメリカ式の組織構造は、頭を動かす人と、手を動かす人が明確に分業されていて、トップダウンで迅速に意志決定していくという方式ですね。ボトムアップで会議をやって意志決定すると、時間がかかり、かつ前例踏襲になって、生産効率が上がらないというのが、今の日本の問題だと言っていました。主張は明快で、理解しやすかったです。

その後は、懇親会に参加しました。

つづく

2008年9月26日金曜日

留学しても意識しないとリスニング力は伸びない。アメリカに来ても、リスニングの勉強方法は日本にいたときと同じ。

留学しても、独立した作業が多い僕みたいな人は、会話をする時間が1日トータル2時間もなく、英会話を聞く機会は少ないです。なので強く意識し努力しないと、リスニングの時間は増えません。

現代は、リスニングの勉強方法に関しては恵まれていて、PCとか、MP3プレーヤーがあって、一人で作業しているときも、英語を聞きながら作業し、英語の勉強ができます。アメリカに来ても、リスニングの勉強方法は日本にいたときと同じです。大きな違いは勉強のモチベーションです。アメリカでは、英語で自分の生死が決まるので、やる気が上がります。それで英語の勉強時間が大幅に増えたことです。今の勉強時間は10時間弱ぐらいですから、日本にいたときとは相当に違います。

十年以上前は、リスニングが勉強ができる機器が少なかったはずです。アメリカに来ても、一人で作業するのが多かった人は、リスニングは2,3時間ぐらいしか勉強できなかったはずです。残念ながら、リスニング力はそれほど伸ばせなかったと思います。

実は、リスニングの勉強方法においては、アメリカでも、日本でも大差がないと思います。なので日本にしかいなくても、留学した人を追い抜くことは、十分可能です。両者の差は、単にやる気だけになると思います。

2008年9月25日木曜日

携帯文字入力 2.0 (親指2本を使っての文字入力)

携帯電話の文字入力の話です。アメリカ人の友達に、iPhoneの入力がしにくいんだけど、と言いました。そしたら、以下の二つのアドバイスをくれました。その1つは、今までに意識したことがない大きな違いでした。

(1) 両手でiPhoneを持って、2本の親指を使う。1本の親指で文字入力しない。
(2) 画面を横長にしてキーボードを大きくする。縦長で表示させない。

この2つのアドバイスに従えば、もっと楽に文字入力ができるようになるそうです。ここで気になったのは、1つめのアドバイス(1)です。これはスマートフォンに共通する、新しい文字入力方式のように思いました。

QWERTY配列のキーボードを持っている、スマートフォン(BlackBerryとか)は、基本的に、2本の親指を使って文字入力するらしいです。それも1-2週間で慣れ、1本の親指で入力するより、かなり早く文字入力ができるようになるみたいです。

うーん。それを聞くと、携帯文字入力 2.0という感じがしましたね。今親指2本を使った文字入力に慣れておくと、この先、携帯電話からのメールが早く打てるようになって便利でしょうね。


BlackBerry
http://ja.wikipedia.org/wiki/BlackBerry

QWERTY配列
http://ja.wikipedia.org/wiki/QWERTY%E9%85%8D%E5%88%97

2008年9月24日水曜日

研究のやる気対策 <全体像の把握と、問題の分解>

研究が、アメリカに来た当初よりも進みが悪くなってきた。その原因はやる気が少しずつ減少してきたからだと思い、IDEA*IDEA†とITMedia††のウェブサイトを参考に、やる気を出すための方法を考えた。

http://www.ideaxidea.com/archives/2005/07/10.html#trackback
††http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0711/09/news040.html?print

以下にIDEA*IDEAより引用
「やる気が出る10の方法」の第1の方法
***********************************
1. 目標は細かく設定
  • 殆どの目標はあいまいすぎるか、大きすぎるため達成されない

  • 目標は小さなステップに分解しよう

  • その際は具体的で測定可能な行動ステップにしましょう

  • 目標が達成されたときの状態を具体的に決めておきましょう

***********************************
引用ここまで

ウェブサイトを読んでみた結果、やる気が出なくなったのは、問題が難し過ぎる状態になっているのが原因と思い立つ。現状では、問題の全体像が把握仕切れていない。そして問題が細かく分解されず、簡単にこなせるサイズ(Bite-size)になっていない。糸口がなく、やってみようという気になりにくい。

以上の枠組みで、今の状態を簡単に説明すると、JAVA(プログラミング言語)で外部ポートから出力を行わせて、デバイスをPCで制御しようと思っているけど、それをやったことがなく、全体像を分かっていない。全体像が分からないので、問題も分解されていない。何から手を始めたらいいのかも分からいない。それでやってみようという気がそがれている。

逆に今までやる気が出ていたのは、問題を把握して、細かい破片に分解し、やることを分かっていてからだ。JAVAとは違い、デバイスを作る手法の全体像は把握していた。そして細かいプロセスに分解できていた。どこから始めたらいいか分かっていたし、さらには最適化すべきパラメータまで分かっていた。だからやってみようという気になりやすかった。

そして意識していなかったけど、博士号を取得して卒業した大学院生が、問題の全体像の把握にかなり協力してくれて、スタートを容易にさせてくれたと思った。今はそれを手伝ってくれる人がいなくなり、全体像の把握がおろそかになって、結果として、やる気が減ったと思う。

やる気対策の結論は、日々、自分で強く意識して「問題の全体像の把握」と「問題のBite-sizeへの分解」することである。研究者の場合、自分で目標設定ができ、締切がないことも多い。外圧がない分、このような自分で行うモチベーション管理手法を確立しておくのは重要である。

iPhoneの実物を触ってみて、購入をやめる

昨日、夜の10時ぐらいに、家の近くのApple StoreでiPhoneを触ってきました。日本に帰国後、iPhoneを買ってみたくて様子を見ましたが、僕が期待していたのと少し違ったので、買うのはやめようと思います。

以下の3点で、イメージが悪くなりました。

(1)文字入力がしにくく、何度も打ち間違える
→タッチパネルが原因

(2)インターネットの接続が悪く、さくさく進まずストレスがたまる
→Apple Storeに置いてある状態ですら、回線が遅い。

(3)インターネットのサイトが、iPhone用のデザインになっていて、慣れるのに時間がかかる
→iPhone用のサイトデザインになっていて、いつものPC用のサイトデザインとは違うので、考えながら使わないといけない。

ぱっと見のデザインは、優れていて素晴らしいと思います。だけど僕の感覚では、テキスト入力が多い僕には、普段使うのは難しいかな?と思いました。

文字入力がしにくい原因には、タッチパネルです。タッチパネルは僕にとって、2つの問題を抱えています。キーとキーの領域に境がないので、しっかり目で見ていないと、操作できない問題。クリック感がなく、押した感じがしない問題です。iPhoneで文字を入力しようとしたとき、"o"を押したつもりが、"p"が何回も入力されて、いらいらしました。タッチパネルはやはり使いにくいと思った次第です。

考えてみると、以前からタッチパネルは好きではなかったですね。図書館の検索でも、タッチパネルで文字を入力するのは嫌でした。そしてiPhoneのタッチパネルでの文字を入力するのも、あまりうまくいきませんでした。

タッチパネルで文字入力をするタイプの製品は、ちょっと苦手です。

2008年9月23日火曜日

土足と土足禁止領域に明確な境がない国

アメリカで慣れないことの1つは、土足と土足禁止領域にあまり境界がないことです。
日本だと、裸足で歩く領域に、靴で入らない。土足で歩く場所は、裸足で歩かない。両者にはある程度明確な境があると思います。ところが、アメリカは違い、明確な境界がないと思います。例を3例あげます。

1) ジムのストレッチマット
ストレッチマットの上に靴を脱がず、土足であがります。そしてその靴の汚れが付いたマットの上に、仰向けやうつ伏せになり、ストレッチをやっています。あまり気にしないのか?と不思議です。僕は土足で踏まれたマットは苦手なので、立ってストレッチをやることにしています。

2) プールの床
プールの床は、靴で歩く領域と、裸足で歩く領域に境がありません。シャワーを浴びた後、裸足で、靴が踏み入れた領域を歩きます。ところが僕はそうすると、きれいになった気がしません。この床も僕は苦手なので、MITでは、泳ぐのをやめています。

3) 階段、椅子、床、芝生(その他いろいろ)
いろんなところで、靴で踏み入れた領域に座り込んだり寝たりしています。日本でも、高校生が階段に腰掛けていたりしますが、アメリカだともっと多い印象です。椅子の上に靴を載せて座る人もけっこう見かけます。そんなことをすると、日本だと間違いなく怒られますね。

ずっと住んでいても、この感覚には慣れず、気にし続けると思います。これは僕にとって大きなCultural Differenceです。

BostonとProvidence間の電車: AmtrakとMBTAの感想

昨日は、行きはAmtrak、帰りはMBTAの電車に乗ってProvidenceに行ったのでした。その感想を書いておきます。

Amtrakは早かったです。 35分しかかかりませんでした。Backbay (Boston)で乗車して、Providenceは次の次の停車駅でした。それで料金は$12でしたね。道中の乗車率は20%ぐらいかなあと思います。単なる特急電車だけど、車両にコンセントがついていて、便利だなあと思いました。空いていて、座席も広く、Amtrakでは、快適に過ごしました。

MBTAは遅いです。&7.75と安いものの、10駅ぐらい止まるので、Backbayまで70分ぐらいかかりました。Providenceでは始発だったので、余裕に座れました。最初は乗車率が10%ぐらいしかなかったのが、停車駅に止まるにつれて、乗車率は徐々に増えて、最終的には95%ぐらいになりました。それでも日本みたいに満員電車というわけじゃないので、うれしかったですね。

行きはずっと道中の景色を見ていました。BostonとProvidenceにある建築物が面白かったのに比べて、道中の景観に僕はとくに美しいと思うものを見つけられませんでした。林か、工場、似たような形の木造の家、高速道路という感じの景色です。帰りは景色を見ずに、ずっと仕事をしていました。

2008年9月22日月曜日

Edward Tufteのセミナーに参加して、質問をする。その答えに納得。

今日は時間がないので、短めの編集で。今日はProvidenceで、デザインの大御所Edward Tufteのセミナーに参加してきた(昨日、一昨日のBlogも参照)。

(1)始まる前の時間、(2)休憩の時間、(3)昼食の時間は、個別に質問できた。そのとき質問をして、サインももらった。Tufte先生は、休みなく働いていて、その体力に驚かされた。

質問したことは、次のことで、
Moemoe: 「Tufte先生、いい論文が書きたいです」
その答えは、
Tufte先生: 「Natureを読みなさい」
だった。

その理由は、Nature(学術雑誌)のLetter(論文の形式)だと、斬新で説得力のある研究成果が3ページにまとめてあり、その短さゆえ、文章と図の表現がシンプルで無駄がない形になっているから。前から、Natureの図は美しいとは感じていたので、その答えにはすごく納得した。

やはり、いい論文を書くには、いい論文(Nature等)を読んで、形を真似しないといけない。一流のものを作るには、一流のものを取り込まなくてはいけない。うーんこれまでNatureを定期的に購読をしてなかったが、読むべきだったなあ。これからは、積極的に読んで、真似していこう!

Nature
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC

2008年9月21日日曜日

Edward Tufteのセミナー@Providence

(昨日の続き)
それで、明日Providenceで何をやるかというと、Edward Tufteのセミナーに参加します。その目的は、定量的な情報をうまく見せる方法やよいデザインを学ぶためです。うまい図示の方法を学ぶと、分かりやすい論文を書く手助けになるはずです。

彼の代表的な作品はここで見ることができます。
http://www.edwardtufte.com/tufte/fineart
本質をうまくとらえた図が多いです。

料金は、学生で割引があって、$380が$200で受講できました。受講料の中には、テキストの料金も含まれていて、4冊本(合計$130ぐらい?)がついてきます。高くても、元々デザインが好きで、さらにインターネットで見た評判がかなりよかったので、行くことにしました。投資ですねー。

明日は行ったり来たりで、かなり忙しくなりそうです。 早く寝なくては。

Edward Tufte
http://en.wikipedia.org/wiki/Edward_Tufte

2008年9月20日土曜日

セミナーに参加するために、Providence, Rhode Islandに行ってきます。

次の月曜日は、アメリカで一番小さい州のRhode Island州にでかけてきます。実はボストンから、電車で一時間で行ける、マサチューセッツ州の隣の州なのです。日本人にとっては、1,2を争う知名度の低さだと思います。

車を持っていないので、ボストンからProvidenceに行く方法は主に3種類です。

これを見ると、値段でMBTAが最安、時間ではAmtrakが最速です。

セミナーが9:45から16:30までです。
なので
行きは朝9時に現地着
かつ
帰りに現地を午後5時発のプランがよいです。
朝あまり早く着きたくないのは、早起きになるからです。そしてすぐ帰る必要があるのは、午後7時半からは、陶芸のクラスがあるので、それに間に合うためです。また(3)のバス乗り場があるSouth Stationは、Back Bayよりも自宅から離れていて時間がかかるので、できればBusは避けたいところです。

[行きの候補]
  • (1)6:30発→7:25着 or 8:35発→9:30着 ※到着時間が遅いか早い
  • (2)7:20発→7:50着 or 8:25発→9:01着 ※到着時間がほどよい
  • (3)8:00発→9:00着 
[帰りの候補]

  • (1) 17:10発→18:18着 or 18:00発→18:58着 ※到着時間がほどよい
  • (2) 16:56発→17:38着 ※出発時間が早い
  • (3) 17:30発→18:40着
ということで、Providence行きは(2)のAmtrak$12にして、帰りのBoston行きは、(1)のMBTA$7.75にします。合計$20弱になりました。2種類の電車が体験できるので、我ながら面白いプランですね。楽しみです。

Providence, Rhode Island
http://en.wikipedia.org/wiki/Providence,_Rhode_Island
http://en.wikipedia.org/wiki/Rhode_Island

Amtrak
http://en.wikipedia.org/wiki/Amtrak

2008年9月19日金曜日

守備範囲を広げ、種をまくも、収穫は少なかった

今週は、守備範囲を広げ、あちこちかけまわった。来る日も来る日も新しいことをやって、いろいろと種をまいた。しかしやったことをまとめて覚えるだけの十分な時間が確保できず、実際の収穫と学習効率は低かった。
  • 月曜日: 昼は初めて英会話のパートナー(男)と会った。夜は陶芸のクラスに初参加。Netflixも開始。
  • 火曜日: MITの英語のセミナーに初参加。アメリカの郵便ポストに初投函。アメリカのラジオを初めて聞いてみる。字幕つきの動画を作成しようと思い立ち、大苦戦する。
  • 水曜日: Japan Lunch Meetingに初出席。共同研究先の実験に初めて立ち会う。初めて自宅で無線LANが接続できなくなる。今も自宅ではつながらない。"Late Show with David Letterman"という番組を見始める。
  • 木曜日: 奨学金報告書、月間報告書、論文作成の日。この日だけは、とくに目新しいことはとくになかった。
  • 金曜日: 初めてアメリカ銀行のATMと窓口でお金を降ろし、小切手を作ってもらい、支払いを行う。アメリカの銀行口座から初めて電子支払いする。JAVAの学習開始。
このまいた種から収穫するには、習慣的に、繰り返し水と肥料を与える必要がある。しかし全ての作物を育てる時間はないので、やることを減らさなくてはいけない。例えば、陶芸を納得できるレベルにするには、驚くべき時間投資が必要になる。ということで、来週はもう少し守備範囲を狭くし、育てる作物を選びたい。

水曜日はJapan lunch tableに参加して、MITの学部生と話す。

初回はご飯がタダで食べられるということだったので、Japan lunch tableに出かけてきました。これは、日本人とMIT内の日本語を勉強している人とのコミュニケーションをはかるイベントです。授業がある期間は、ほとんど毎週開かれるようです。

頂いたお昼ご飯は、インドカレーでした。アメリカで、インド料理には外れがないですね。口に合います。

参加者の構成は大体、日本人の女性が10人、男性5人、日本語を勉強している学生20人という感じでしたかね。来られている日本人の女性の方たちは、既婚の方が多かったです。夫はMITの学生とか、研究員と伺いました。

さてさてMITの学生と、日本語で会話したかというと、全然しませんでした。なぜかというと、僕が隣に座った人たちは、1週間前に日本語を勉強し始めた学部生だったからです。結局英語で話して、学部生たちと仲良くなりました。初回は、英会話の練習にはよかったです。次回も余裕があれば、ぜひ参加してみようと思います。

[Japan lunch table]
http://web.mit.edu/misti/mit-japan/

2008年9月18日木曜日

Netflix (オンラインDVDレンタル)を始めた。個別配送システムで便利。(9月19日改訂)

先週の土曜日にNetflixに入会し、オンラインDVDレンタルを始めました。英語のDVDを借りて、英語の字幕を見ながら勉強するためです。

システムは、日本のオンラインDVDレンタルとほとんど同じです。郵送でDVDが送られてきて、返すときは封筒に入れて、郵送で送り返すだけです。月に無制限借りられるプランで比較すると、以下のように少しNetflixの方が安いです。
  • 1 枚: $8.99
  • 2 枚: $13.99
  • 3 枚: $16.99

値段以外に大きな違いは、配送システムです(*1: 9月19日改訂)。「個別配送システム」と名付けます。以下、同時に2枚借りられるプランに加入した場合で説明します。

(1) Netflix

  • (a) 発送時は、1枚ずつ別の封筒で発送される
  • (b) 返却時も、1枚ずつ、個別の封筒で返送できる
  • (c) 1枚だけの返却でも、次の新しい1枚が発送される
    2枚返却確認後の配送ではないです。

一方で、
(2) 日本のDVDレンタル(DISCAS, DMM, ポスレン)は、

  • (a) 発送時は、2枚が1つの封筒に入って発送される
  • (b) 返却時は、2枚を1つの封筒に入れて返送する
  • (c) 2枚のDVD到着後に、次の2枚の発送が行われる

1つの封筒しかなくて、全てのDVDを見終えてから、返送する必要があるので、ちょっと時間がかかります。

このように配送の点で、日本のDVDレンタル会社に比べると、Netflixは便利です。帰国までにこの環境を満喫して、楽しみながら、英語を勉強しようと思います。

Netflix
http://www.netflix.com/MemberH
http://en.wikipedia.org/wiki/Netflix

2008年9月17日水曜日

Pottery はじめました

MITの陶芸クラスが開かれた場所。 電動ろくろが手前に、粘土を練る場所が奥側にあります。

月曜日はMITで開かれている初心者向けの陶芸のクラスに出て、陶芸を始めました(上図)。計10回のクラスの初回です。2時間かけて、なんとか初めての作品ボールみたいな?もの(下図)を作ることができました。手順が完全に決まっているので、ぱっと見は分かりやすいですが、やってみると、かなりの難しさがあります。

参加してみると、クラスの参加者のほとんどは、リピーターで、繰り返し初心者のコースに出て、手順がマスターできるようにしているようです。次のレベルのクラスに進む前に、三期分ぐらいのコースに出るそうです。

午後7:30 - 午後 10:15 まで作って、かなり疲れました。自分にとっては新しい分野を英語で習っているので、集中力も限界です。

MITの陶芸のクラスで作ったボールみたいな容器。新聞紙とビニールで保護してあります。

[ろくろを使った陶芸の一般的な手順]
(1) Wedge clay: まず粘土から空気を抜きます。空気が粘土の中に入っていると、後で大問題を引き起こすからだそうです。
(2) Centering clay: 粘土をろくろに載せて、粘土を中心軸に合わせます。
(3) 整形します。
(4) ろくろから作品を切り取って、台の上で乾燥させます。
(5) 片付けです。

上記の手順のどの1つも満足にはできなかったけど、今までに体験したことがない世界で、楽しめました。陶芸は、簡単そうに見えて、奥が深いのが、面白いです。実際にやってみると、物の見方が変わりますね。今後はより深い視点で、陶芸の作品を見ることができそうです。
クラスがないときも粘土やろくろを自由に使っていいそうなので、ちょっと練習してみます。うまく作られないと悔しいのです。


2008年9月16日火曜日

アメリカでは珍しいヴィトン(Louis Vuitton)のカバン。アメリカの学生は服装に無頓着?

ボストンで、フランスのブランドものを見ることは稀です。これは日本と全く違うところです。

先日、MITで、アメリカに来て初めて、ヴィトン (Louis Vuitton)のカバンを見ました。で、どんな人が持ってるのかなあと思って、見たところ、MITに旅行で来ている日本人の女性の方でした。

そもそも、ボストンで多くの若者が持っているカバンは、$100以下のものです。学生でヴィトンとかシャネル (Chanel)のカバンを持っている人は皆無です。コーチ (Coach)ですら、学生で持っている人を見たことがありません。MITやHarvardの学生と比べると、東京の若者の方が、明らかに服飾にお金を使っており、服装が洗練されているように感じます。
New Yorkは違うのでしょうか?帰国までには、New Yorkにも行って、そこのところを確かめてきたいです。

覚えていて損はない簡単な英語表現たち

超簡単で、アメリカ人がよく使うけど、学校であまり習わない英語たちです。

(1) 手間がかからないことを表現するとき、言う文句。
It's not a big deal.

(2) 手続きが全て終わったとき、事務の人や、会社の人に言われる言葉。
You're all set.

(3) 他にいるものがないか聞かれたとき、言う言葉。
I'm all set. もしくはThat's it.

(4) コーヒーやお茶の濃い薄い。(日本語と対応していないので注意)
"Strong" と "Weak"

(5) 挨拶の一種。
Sup? もしくはWhat's up?

(6) いろいろ説明してもらって、分かった?と確認するときに聞かれる。
Does it make sense?

(7) ちょっと調べるから、待ってて欲しいとき。
Let me check ****.

(8) 何かお願いされたときに、引き受ける返事。
Sure.

(9) 何かを確認して欲しいときに、
Make sure ****.

(10) 本気?本気です。
Are you serious? I'm serious.

一度書くと忘れにくいので、書き出しておきました。手帳ブログになってますね。

「手帳ブログ」のススメ

2008年9月15日月曜日

お昼はイタリアン。食べ残しは、専用の容器(Doggy bag)で持って帰る。

お昼に食べたイタリアン料理です。手前のパスタ (Rigatoni Abruzzi)は$7.99でした。水、サラダ、パンはタダでついてきます。チップを入れても、$9ぐらいです。パスタの味は、まあまあといった感じです。でもパンが異様においしかったです。

それで食べきれなかった4個のパンは持ち帰ることにしました。アメリカでは、店の人に持ち帰りようの容器(Doggy bag)を用意してくれと頼むと、快く用意してくれます。簡単に持ち帰ることができて、便利です。日本で持ち帰りを頼むと、なんか失礼?な感じがしますよね。なのでアメリカの持ち帰りシステムは大変便利です。

僕の場合、アメリカで外食に行ったら、ほとんどの場合で、食べ残し(Leftover)を持ち帰ることになりそうです。いかんせん量が多すぎですので。

Leftover
http://en.wikipedia.org/wiki/Leftovers

1ドル104円台に-家賃も約1万円の節約也

僕が8月にアメリカにきたときは、1ドル110円でした。しかし今はドルが安くなって、1ドル104円台になってますね。

アメリカで一番大きな出費は家賃$2000で、まだ円から両替していません。両替せずに待ってたら、家賃22万円(8月)が、今は約21万円(現在)になり、約1万円節約できたことになります。ドルが安くなるとは、考えてもいませんでしたが、これはうれしいですね。

留学していると、為替に敏感になります。日本にいたときと、気にする情報の種類が変わってきますね。

Yahoo!外国為替情報
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=USDJPY=X&d=t

2008年9月14日日曜日

湿度が高かった日。日本を思い出す。

今日はボストンにしては珍しく、湿度が高い日でした。むしっとした感じは、日本を思い出させます。

「この湿度だと、洗濯物を干しても、乾かないのだろうなあ」と一人で考えていました。しかしアメリカに住んでいると、実は湿度と洗濯はあまり関係がないのです。なぜならみな服は干さずに、乾燥機で乾かすからです。アメリカにいても、日本の思考がベースになってますね。

写真は、湿度が高かったせいで、ガラスが曇っているアップルストアです。雨が降ってたわけじゃないですよ。

「デバイスうごく」 <プロジェクトの前半で成果を出すと信頼を得やすい>

MITに来てから1ヶ月強で、計10種40個以上のデバイスを試作したあげく、昨日9月13日にきちんと目的の動作ができるデバイスができました。ハードウェアの方は一段落といったところです。たくさんのデバイスを作る間に、作り方と条件を変えたときの影響も理解したので、この先の変更も容易だと思います。

プロジェクトの前半にハイペースで仕事をして、成果を出すと、何がよいかというと、みんなの評価が簡単に上がることです。「もうデバイスができた!?」、「きれいにデバイスができてるね~」、「前に同じもの作ったことがあるんじゃないの?(ないです)」とか聞くと、モチベーションを上げやすいですね。

プロジェクトの前半に可能な限り頑張る方法は、「コンサルティング入門」(下記リンク参照)という本に書いてあった方法です。「プロジェクトの前半で頑張って、成果を出すと、顧客の信頼を得やすい。それがコンサルティングの会社でも行われてる働き方なんだよ」って韓国人の友達に教えてあげると、そんな方法もあるんだねーと納得してました。

前半に色々済ませておくのは、僕みたいに仕事量が決まっている人にとっては、よい方法です。ただ早く仕事を終わらせると、どんどん違う仕事が降ってくる環境の人には、悩ましい方法ですね。

BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト 8)
BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト 8) (単行本) 内田 和成

2008年9月13日土曜日

優れた日本人の学習能力 "守"

僕が見ていて思った、外国人に比べ、日本人の優れているところは、学習能力が高いことです。よいお手本があれば、率直に真似ができ、他の人よりも早く学習できます。とくに僕の場合はそうかもしれませんが、武道を経験してきたので、人の動きを忠実に再現するのが得意です。

一方でアメリカにきている様々な国の留学生を見ていると、よいお手本があっても、それ通りできない人が多く、日本人に比べると学習能力があまり高くないことに気付きます。自分のやり方に変にこだわって、手本よりも悪い風になってしまってます。

これらの違いは、文化や教育方法の違いに起因していると思います。日本の伝統芸能は、まず真似から始まります。守 破 離という言葉があり、まずは「守」、自分流にアレンジせず、師の教えを忠実に守ることが大事とされます。書道も、最初はお手本を真似することから始まります。日本の教育システムでも、先生に言われた通りやる人がもっとも評価され、いい成績がもらえます。勝手に違うことをやる人は、評価されないです。必然、真似=学習能力が高くなります。

「守」の部分、お手本がある状態で、他の人(e.g. アメリカ人)に追いつくのは、日本人は早いです。ただその先の「破」と「離」の部分では、自分で考えて道を切り開いていく必要があります。その道を切り開く部分は、日本の教育であまりサポートされなかった部分です。自分が先頭に立つと、進みが遅くなるのが、日本全体が抱える悩みと、聞いたことがあります。その原因はよく分かります。

2008年9月12日金曜日

MIT内のBank of Americaで銀行口座をつくった

MITでの料金を支払うために、MIT内のBank of Americaで銀行口座をつくりました。手続きは、20 - 30分ぐらいで終わりました。やはりMITの中にある店舗なので、行員は留学生の対応に慣れており、大変手続きがしやすかったです。 そういう場所を探すのが、楽をする秘訣でしょう。
また事前にアメリカの銀行システムを勉強しておいたので、行員の説明の90%近く理解できたことも、スムーズにいったポイントでしょう。

口座を作るのに必要だったのは、(1)パスポートと(2)MITのID、(3)住所を証明する書類、(4)最低入金額$50(Checking accountとSaving accountに$25ずつ)だけでした。必要かと思われたSSN(Social Security Number)を見せてくれとは、言われませんでした。

ついでに海外送金の方法も教えてもらい、日本からのお金の受け渡しの選択肢が1つ増えました。Bank of Americaでは、日本の送金を受け取るのに、$15の手数料がかかります。この手数料があるので、戦略的に送金する必要がありそうです。

銀行口座はあっけなく開けました。これでばしばし料金支払いを進めたいと思います。

事務処理再開 MITでの料金を支払うために

事務処理が面倒くさいあまり、放置していたけど、いい加減やらないとストレスを感じるので、やることにしました。 とくにMITの料金支払いが滞ると、延滞料として、Monthly Rate: 1.50%, Annual Rate: 18.00%もとられるので、前もって処理しておく方がよいです。

それでさきほど10月分の定期券の料金を支払おうとしたところ、定期券の料金を含む下記項目の料金の支払いは、現金とクレジットカードは受け付けていないことに気がつきました。(MIT does not accept cash or credit card payments for student accounts.)
  • tuition and fees 授業料
  • on-campus housing 寮費
  • TechCASH account charges 電子マネーの手数料
  • MIT student extended insurance plan 保険の費用
  • medical charges 医療費
  • library fines 図書館の罰金
  • 定期券の料金
じゃあ、どんな方法が使えるのかというと、主な支払い方法は以下の3種類です。
  • Electronic payments from a U.S. bank account (アメリカの銀行口座からの電子支払い)
  • Check (小切手)
  • Wire transfer (電信送金)

ただこれら全ての支払い方法は、アメリカの銀行口座を持っていることが前提です。なので料金を支払うために、アメリカの銀行口座を作る必要があります。それで、さっき銀行まで行って口座を作って来ました。<次の投稿へ続く>

2008年9月11日木曜日

長谷川滋利さんの英語は僕よりうまい

元メジャーリーガー、長谷川滋利さんの英語でのインタビュー↓


"You know"を使う頻度が多いとしても、これはうまい英語です。僕よりもできる英語ですね。長谷川滋利さんは、知的でビジネスセンスもあるので、野球選手の中では、1,2番に好きな選手です。本もたくさん書いてます。
例えば、こんな本もあります。

メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法 (幻冬舎文庫 は 10-3)
長谷川 滋利
幻冬舎
売り上げランキング: 194666

負けじと、もっと英語を勉強しよー!そしていつか本も出版したいですね。

クリーンルームの使用可能時間は、MITの方が日本の大学より短い

MITのクリーンルームが使える時間帯は、以下のように案外少ないです。補足で説明しますと、クリーンルームというのは、簡単に言うと、空気中の塵が少ないように設計した実験室のことです。塵よりも小さい大きさのものをつくる人にとっては、主戦場です。

  • 月から木曜: 9:00 - 21:00
  • 金曜: 8:00 - 18:00
  • 土日、祝日: クリーンルームに入室できない

これを見ると、日本より労働時間の基準が厳しいです。それぞれの時間を過ぎると、問答無用で部屋から出る必要があります。先週の金曜日は、僕が最後のクリーンルーム利用者になるところでした。何しろ、午後6時で強制終了ですから、厳しいですね。
ここで不思議なのが、日本より労働時間が短いのに、論文は日本より出ている感じがすることです。明日*1はその秘訣(問題解決力の高さ)について、気がついたことを書いてみます。

(*1: 9月13日追記 書くのに時間がかかってますので、しばしお待ちを)

クリーンルーム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0

2008年9月10日水曜日

アメリカでもっと英語を学習するために

アメリカに来てから、英語力が何もしなくても伸びるかというと、違います。僕の場合、英語のアウトプット(英会話、ライティング)とインプット(文法、構文)の量があまり増えてないです。つまり英語の学習が思っていたより、できていません。これではいけないと思って、対策を5つ考えました。アウトプットを増やすのに2つ、インプットを増やすのに3つです。

アウトプットを増やすには、何かのサークルに参加し、ネイティブの友達を増やすとよいので、対策として(1)来週月曜から「陶芸のクラス」と、(2)来週水曜からは「MITで日本語を学んでいる人の集まり」に参加してきます。
研究をするだけだと、自分でやる作業が多くて、思ったよりも英会話は少ないです。店員との会話も2, 3回やりとりするだけで終わりです。ライティングに関しては、前から英語の論文を書いていたので、別にこちらに来たからといって増えてないです。何かを教わりにいくとか、集まりに参加するときだけ会話の量が極端に増えます。

インプットを増やすために、(3)自宅に帰ってから、文法と構文を少し勉強しようと思います。(4)DVDを繰り返し見て、会話のパターンを増やします。(5)さらに今週金曜からは、ESLのクラスにも参加します。
インプットの英語を勉強する時間は、日本にいるときよりも減りました。むしろ日本にいたときの方がインプットしていました。アメリカに来てからというもの、構文、文法、単語をほとんど勉強してないです。それにアメリカ人から、本に書いてあるように整理された形で、ものを教えてもらうことは皆無です。なので、自分の知っている表現を何回も使い回すことになります。文法とかは自分でも勉強できるし、実地でアメリカ人から学ぶより、学校とか自分で勉強した方が、効率がよいですね。

ということで、今までの状態を反省し、もうちょっとアウトプットとインプットの量を増やして、英語を上達させて帰国したいと思います。単に現地にいるだけでは、英語がうまくならないので、意識して行動しないといけませんね。

2008年9月9日火曜日

Let's go Red Sox!! Fenway Parkで野球観戦

しゅんさんが、誘ってくれたので、Red SoxとTampa Bay Raysの試合を見てきました。しゅんさんがダフ屋と交渉して、元値が$30だったのを、$25で買っていました。しゅんさんも、よい仕事してましたね~。

それで右翼席に座りました。ドーム球場に比べて、フィールドが近くに見えます(図1)。これは迫力があっていいですね。右翼席は、マウンドからちょっと距離があるけど、ブルペンが近いので、その分面白さが補償されています。さらにブルペンが開放構造になっているので、見やすくてよいです(図2)。加えてよかったのは、このブルペンからマウンドまで、ピッチャーが歩いていくところで、その間、ずっと選手を見ていられます。それに比べて、ピッチャーが交代するときに使う日本のカート(リリーフカー)ってださくない?
図1右翼席に座りました。右翼席から撮ったマウンド。フィールドと選手が結構近くに見える。ただ右翼ポールが邪魔でした。
図2 右翼席からとったブルペンの様子。ブルペンはセンターの近くにあって、2チームのブルペンが隣接されている。手前側が、レイズのブルペン、奥側がレッドソックスのブルペン。

Red Soxのファンは落ち着いていました。(1)鳴り物と旗がないです。(2)言葉が汚い人がいない(少ない)です。ヤジもないです。その方が紳士的で、僕は好きですね。

試合が終わったら、みんなすぐに帰ります。そのスピードがもの凄く速いです。試合終了後10分たつと、球場からほとんどの人はいなくなってしまいます(図3)。めりはりがしっかりしている感じが好きです。

図3 試合が終わって、10分後に撮った写真。人がほとんどいなくなってしまったので、座席の赤色ばかりが見える。

ということで試合を満喫してまいりました。席数は、ドーム球場より少なくて、高いですが、その分、野球を味わいやすい環境にあると思います。試合は3 : 0でRed Soxの勝ちでした。わーい。Let's go Red Sox!!
試合後はみんな球場の外で遊びます(図4)。僕はパスポートを持ってこなかったので、お酒は飲めず、おとなしく帰りました。
図4 試合が終わった後は、みんな球場の外で遊んでいた。にぎやかですね。

2008年9月8日月曜日

実験の失敗。2度目は繰り返さない。

さて今日は実験の失敗の話です。

半日かけて作った型の上に、樹脂を流してオーブンの中に入れました。樹脂を固めるためです。このオーブンは80℃の設定で、いつも80℃で樹脂を固めています。このときも80℃の設定でした。いつもと違うのは、オーブン内のプレート中段か、上段に置いて固めていたのを、今回はプレートの下段に置いたことです。上中下段で、見た目に差はありません。

15分たって、オーブンを開けてみると、型と樹脂を入れていた容器が変形しています。知らなかったのですが、なんとオーブンの下段だけ、120℃ぐらいになっているのです!そして上中段だけが、80℃なのです。但し書きもなければ、見た目にも差がないので、全く気がつきませんでした。120℃にしたせいで、型が壊れてしまいました。どかん。半日を失う。使ったオーブンも設計が悪いと思います。

つまらないことでまたやり直しです。でもこういうことは非常によくあることです。次こそはやらないぞ!と思ってBlogに書きました。

2008年9月7日日曜日

道端で、人によく尋ねられる

日本にいたときからもそうだったんですが、よく道を聞かれます。ボストン1ヶ月強の滞在中に、10回は道を聞かれました。国際的に見て、聞かれやすい風貌をしているのだと思います。

さて今日はバス停で待っていたら、おばさんに声をかけられ、
「How long have you been waiting here?」と聞かれました。
6, 7分ですよ~。って答えたら、その後、バスが来るまでに、怒濤のおばさんのトークが始まった。
自転車は歩道を走るべきではない*1。交通事故の半分は、それが原因で起こってるんだ。やっぱり共和党、マケインがよい、みたいな話でした。
速すぎて、うまく聞き取れませんでした、でも話すことに満足しているみたいでした。

バスに乗ったあと、さっきのおばさんの話は凄かったねと、若い女の人に声をかけられました。やっぱりその人もそう思ったんですね。

日本よりも、見知らぬ人と話す機会が多いので、僕にとっては面白いです。


*1: ボストンだと、自転車は車道を走っている。

Lucky Star Bus らきすたばす

Boston とNew YorkをつなぐバスにLucky Star というバスがあります。僕はそれを見て、アニメ「らき☆すた」を思い出しましたが、アメリカ人がこのバスを見ても、何も連想しないでしょうね。バスの側面に"LUCKY ST☆R"と書いてあるぐらいなので、何かつながりを感じざるを得ません。バックグラウンドが異なると、同じバスでも、違う意味合いで見ることができますね。単なる視点の違いで、意味が変わるのが、面白いところです。

らきすたばす
http://www.luckystarbus.com/
らき☆すた
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%89%E3%81%8D%E2%98%86%E3%81%99%E3%81%9F

研究室にかかってきた電話の件数 → 2件/月

これはありえないと思ったのが、研究室にかかってくる電話の件数の少なさです。2件/日でも少ないと思いますが、僕が滞在している中で実際にかかってきていたのは、2件/月でした。ではどうやって連絡しているのでしょう?みんな基本的には、個々人の携帯電話でやりとりしているようです。もしくはEmailで済ませることが多いようです。
僕は電話が少ない方が落ち着いて、仕事もはかどるので、この環境がかなり気に入っています。

2008年9月6日土曜日

ボストン美術館で印象派の絵画に満足する

ボストン美術館、正式名称はMuseum of Fine Arts, Bostonに行ってきました。学生は入場するのに$15必要ですが、なんとMITの学生はタダで入ることができます。恵まれてますね。所蔵する分野の幅が広い美術館でした。僕としては、有名な印象派の絵(下)を何点か見ることができたので、満足しました。
Dance at Bougival 1883
Pierre-Auguste Renoir (ルノアール) , French, 1841–1919

Postman Joseph Roulin 1888
Vincent van Gogh (ゴッホ), Dutch (worked in France), 1853–1890

Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going? 1897–98
Paul Gauguin (ゴーギャン), French, 1848–1903
(上の絵画の著作権は失効してるので、勝手に使っていいらしい)

実は去年の10月まで、美術に全く興味を持てませんでした。面白いなーと思うようになったのは、去年の10月にパリへ行って、実物の作品を何百点も見てからです。それまでつまらなかったのは、絵や彫刻の実物を見る機会が少なかったからだと思います。印刷された絵を見ても、全く感動しませんでしたし、僕の出身地の愛知にも、名古屋ボストン美術館がありますが、本場の一部が展示されてるに過ぎないですからね。美術の分野に視野を広げたい人は、実物の作品を見てみるとよいと思います。
Museum of Fine Arts, Boston
http://www.mfa.org/

2008年9月5日金曜日

後輩のしゅんさんとクラムチャウダーを

研究室の後輩のしゅんさんが、ボストンに遊びに来ています。せっかくなので、ボストン名物を食べてもらおうと思って、自宅から歩いて5分ぐらいのレストランにクラムチャウダーを食べに行きました。それぞれクラム(Clam)は、貝、チャウダー(Chowder)は、スープ・シチューを意味しています。

これがCupサイズのクラムチャウダー。クリームの中に、きざんだ貝が入っています。写真とのビスケットとの相性も抜群です。そしてなによりも"food is love"なのです。

これがコーンブレッド。ふっくらした食感で、コーンの風味がわずかにします。風味がうまく出ていて、これはおいしい。


僕が知ってる中で、クラムチャウダーはアメリカ料理の中でも一、二を争うおいしさですね。アメリカで海産物が入った料理は珍しいので、貴重な料理です。写真のCupサイズよりも、大きいサイズのBowlサイズは$9.00でした。値段から単純に考えると、2倍以上のサイズになりそうですね。それでもおいしいので、食べられちゃうと思います。ちなみにパン(コーンブレッド含む)はタダでした。

次に行くとしたら、戦略としては、Bowlサイズのクラムチャウダーと、パンだけを頼むのがよいと思います。それだけでもお腹が一杯になって満足できると思います。となると、レストランなのに、$10ちょっとで済んでしまうという、最強のコストパフォーマンスが実現できそうです。よいお店ですね。

しゅんさんも満足していたみたいで、行ってよかったです。


今回食べに行ったレストラン Summer Shack
http://www.summershackrestaurant.com/

2008年9月4日木曜日

突然クレジットカードが使えなくなった。Backupプランの重要性。

2日前、いつも利用しているスーパーマーケットで、同じようにVISAのクレジットカードを使おうとしたら、"Not Authorized"と表示され、使えなかった。買い物をするには、その場で$30ぐらい必要だったのだが、そのとき財布に現金はあまり持っておらず、かなり焦った。結局、財布の中には、ぎりぎり$30あって、その場はなんとか支払って、帰った。

分からないのは、使えなくなった原因である。使えなくなった日の前日(今日から3日前の月曜日)までは、カードは問題なく使えたわけである。そしてカードの有効期限も切れてないし、利用限度額にも到達していない。おそらく、どこかで認証されず、支払いが滞っているのだろう。

昨日、なんとかこの状況を打開すべく、アメリカにあるVISAのグローバル・カスタマー・アシスタンス(http://www.visa-asia.com/ap/jp/cardholders/tips/customer_assist.shtml)という所に電話で問い合わせた。日本語も使えると書いてあったので、日本語のオペレータがいると思ってたけど、日本語の通訳者がいるだけだった。問い合わせた結果、二つの対応策を提案された。(1)カードの発行会社(楽天)に国際電話で問い合わせる、もしくは、(2)VISAからエマージェンシーマネーをもらうことである。根本的解決は(1)しかないので、(1)をやると、VISAのアシスタンスに伝えておいた。

となると次なる問題は、日本への国際電話である。Skypeを使って、安く(月額¥ 695)電話をかける必要があり、さらに時差の関係で、ボストン時間の午後11時とか12時に電話する必要がある。カード発行会社(楽天)のよくない点は、アメリカでの電話受け付けサービスがないことと、E-mailや問い合わせフォームなどでの質問を受け付けてないことだ。アメリカから連絡するときに、かなり手間取る会社である。

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<追記>
結局、先ほどボストン時間の23:30、Skypeの国際電話で楽天に連絡したら、あっさりと解決した。原因は、「ネット上で、僕が誤操作か何かしたらしく、カードがブロックされた」との説明を受けた。記憶にはないけど、うーん、そうだったのか。明日中にはブロックが解除されるとのこと。電話をしてからの対応の早さには、好感が持てます。電話だけで解決したのはよかった。
***************************************

今回のことで、「海外では、二種類のクレジットカードを持ち歩け」という格言が、深く理解できた。もし一枚のクレジットカードしか持っていなかったら、窮地に陥っていたところだった。しかし僕はこのクレジットカードの他に、予備のクレジットカードをもう1枚、国際キャッシュカードを2枚、デビットカードを1枚持ってきたので、大丈夫だった。海外に行くときは、何かあったときのために、複数のBackup プランを用意するのがお薦めである。

2008年9月3日水曜日

同級生は市会議員

つい先週ぐらいにたまたま、高校時代、同じ部活の同級生だった友人が市会議員になっていることを発見しました。25歳で当選したらしいです。そんなに若くても当選できるのがすごいぞ。

ちなみに高校のときは、彼の口から、政治のことを語っているのを聞いたことがありませんでした。多弁でもなかったと思います。大学に入ってから、何かあったのでしょうか?高校を卒業してからは、ずっと疎遠だったので、よく分かりません。気になるところです。今度もし会えたら、彼に何があったか?そして彼が何をしているか?聞いてみたいです。

以下考察です。彼の戦略的に優れていた点は、市長の秘書をやったことでしょう。元市長は市民に人気があったので、それを元に、うまくいろいろなものが引き継げたのだと思います。自分の実力を発揮する意味でも、勝ち馬に乗るって、かなり大事ですよね。

こういうニュースを聞くと、「自分も何かやりたい」って思いますね。モチベーションが上がります。


せっかくなので、彼のインタビューが載っているサイトもリンクしておきましょう。
http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/dna/interview/dna6/index.html

2008年9月2日火曜日

週報への驚き

アメリカに来てから、毎週、A4用紙2ページ程度の週報を書いて提出しています。 週報とは、その週にやったことをまとめたものです。

僕は、別にそんなこと普通にできるよねー、と思っていました。
でも実は、日本人のマメさが成せる技かもしれません。

週報を書いてる途中に、イタリア人の先生(同じ研究室に研究出張で来ている)が近くに来たので、週報のことを話しました。すると、アメリカに来て一番驚いたのは、君が毎週週報を書いて、先生に送っていることだよ!!と言われました。
「イタリア人は毎週少しずつ書くのが苦手」、 かつ「イタリアとアメリカよりも、イタリアと日本の方が文化的に距離が遠い」ということでしょうか?

ちなみに同じ研究室の大学院生も驚いていました。

どうやらこのマメさは、国際競争力があるようですね。日本では当たり前のことが、もう少し幅広い視野では当たり前じゃないと気が付けるのが、留学の醍醐味です。

トレーニングしても到達できない領域

毎日筋肉トレーニングをしているわけですが、僕がいくら努力しても、到達できない領域が存在します。
以下の実例を見てもらうと分かりやすいです。

2,300 ポンド = 1,043 kgのレッグプレス。
人はこんなにも力を出すことができるのか?


1,010 ポンド = 458kgのベンチプレス
何を食べたらそんなに筋肉がつくのでしょう。ケガをしないように、補助者が5人いるのがすごいです。

この分野では、勝ち目がないですね。

筋肉トレーニングでは、勝つのが目的ではないので、自分の力量に合わせて楽しんでやるのがよいですね。

2008年9月1日月曜日

H&Mはシンプルで安い。さらにSサイズもある。

自宅から徒歩5分ぐらいのH&Mに行ってきました。

服は同じスウェーデン発祥のIKEAみたいな、安くてシンプルという方向性です。ユニクロや無印良品と、価格帯とシンプルさで、かぶっている感じがしました。安さは、かなりユニクロに近いです。品揃えの点では、スーツなんかも売っているので、無印良品に近いです。

H&Mは、Sサイズが置いてあるので、買いやすいです。
一方で、他のアメリカの服屋さんでは、Sサイズはほとんど置いてないです。

他のアメリカの服屋さんは、例えば、
Old NavyというGapの下位ブランドも、シンプルで、価格的には同じか少し下ぐらいですが、そこは巨大な服しかないので、日本人には合わないと思います。
エディー・バウアーのアウトレットも見てきましたが、ここもでかくて、合うサイズがないですね。
シンプルな服で、それよりちょっと上の価格帯では、GAPとZARAがあります。でもアメリカの店舗には、Sサイズとかが少ないです。

H&Mで、自分に合うサイズのものを何点か発見しました。例えば、黒無地の靴下を4足$7.90で買いました。サイズはUS7-9, CA 7-9, CN 25-26と書いてあります。USがInchで、CNがCM単位だと思います。アメリカでこの小さいサイズが置いてあるのは、稀少です。他店でよく見る靴下のサイズは、US10-12 (28 cm~)とか書いてあるので、大きすぎて、使い物にならないです。アメリカのアパレルはでかいので、男性で身長: 170 cm, 体重: 60 kg, 靴のサイズ: 26 cmの体格では、子供服ぐらいしか合うサイズはないと思ってもいいですねー。

せっかくアメリカに来たけど、アメリカブランドの服屋さんはサイズが合わないので、スウェーデンブランドのH&Mに行くしかないです。

日本でもオープンするらしいですが、どういう品揃えになるのでしょうか?USのSサイズは、身長170 cmの人に合うようです。日本では、身長160 cmの人でも買えるよう、US XSサイズまで取り扱うのでしょうか?興味があるところです。

H&M
http://www.hm.com/jp/#/openingpage_japan/
http://ja.wikipedia.org/wiki/H&M