2008年10月8日水曜日

仮説検証で世界トップに上り詰める

【ノーベル物理学賞】風呂あがりに浮かんだ「小林・益川理論」 研究秘話

研究は主に益川さんが理論面、小林さんが実験面を担当。益川さんによると、「私がモデルを作り、朝、小林君に話すと、彼がそのアイデアを実験でつぶしていく」という毎日だった。

「小林君は頭脳明晰(めいせき)で繊細、私は細かな作業が苦手。まったく違う性格の2人がコンビを組んだ」。大胆な着想で突破口を提示する益川さんと、緻密(ちみつ)な検証でそれを磨き上げる小林さん。抜群の相性の良さが歴史的な快挙を生んだ。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081007/acd0810071956006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081007/acd0810071956006-n2.htm


このニュースを読むと、ノーベル賞をとった理論は、典型的な仮説→検証の繰り返しで、産み出されたことが分かります。益川先生が新しい仮説をつくって、小林先生が検証して、二人でどんどん理論を進化させていったわけですね。益川先生は、英語ができなかったらしいけど、仮説検証のサイクルを二人で早く回転させることによって、世界のトップに上り詰めたのだと思います。

サイエンスの世界で英語ができるのは有利に働くに違いないけど、あくまで仮説検証が第一に必要な能力で、英語は二義的ですね。

世界と伍していくのに大事なのは、重要な仮説を思いつくことと、仮説検証サイクルの短さですね。

0 コメント: