ボストン日本人研究者交流会に出てきました。ボストンにいる日本人研究者は、総じてみんなレベルが高い!と思いました。刺激を受けました。
この会は、毎回2人の方が1時間半ずつほど発表されたあと、引き続いて懇親会というスタイルです。
一人目はジャーナリストの菅谷明子さんの発表でした。内容は、どうやって人とのつながりを作って、イノベーションを起こしやすくするかという話でした。実際に、今回の交流会の中でも、交流しやすくする試みを行いました。それは大きい名札を作った手法です。「大きい名札」とは何かというと、名前と所属以外に、自己アピールや、ストレス解消法などを書き込んだ、通常の名札の拡大版です。見える情報量が多くなって、話しやすくなって、面白い手法でした。
今まで全然存知あげませんでしたが、菅谷さんは、岩波新書に2冊本を出版されていました。本を出版したら、コンサルっぽいことを依頼されるようになったと言っていたので、本は印税以外にも、宣伝の効果があるのでしょうね。本での宣伝も、生きていくうえでは有効そうですね。実例が増えました。
これまた全然知らなかったのですが、菅谷明子さんの、夫の方はMITの石井裕先生です。一緒に会にご参加されていました。「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていた先生です。この先生は有名なので前から存知あげてました。この会で初めてお会いしました。ひとつのことに熱心に取り組む様子が印象的でした。
2人目の方は、アメリカの保険会社でSEとして働かれている高野裕子さんの発表でした。内部の保険システムの構築も含め、アメリカの医療保険のことを、一通り説明していただき、大変役に立ちました。よかったと思うのが、お得な保険の入り方です。僕は、こういうレクチャーを一度も受けずに、アメリカに突入したので、病気になっていたら(実際なったけど)、やばいところでした。本当はアメリカに行く前に知っておくべきです。僕はもう40日ぐらいしか滞在しないけど、将来的にはこういう情報が役に立つと思います。
会の懇親会では、医師に5人以上会いました。話していて気がつきましたが、僕は医師の実務的な感じが大好きです。よく現実を見ていて、理想解よりも、現実解を見つけるのがうまいなーと思いました。さらに理系の基礎研究の人よりも、話しやすい感じがしましたね。臨床をやっていて患者さんと話す機会が多いからなのでしょうか。そこもよいところでした。
ほかにもHarvard、MIT、Tuftsの人にも合計で10人以上会いました。それぞれアメリカの研究生活について意見をお持ちで、聞いていて納得できるところが多かったです。
話していて、面白い意見を聞くことが多く、ためになりました。さらに自分から積極的に動き出す人も多かったです。僕自身は、この賢い人たちがいる中で、何をやったら差別化をはかりながら生きていけるだろうか?と、考えるきっかけになりました。
ボストン日本人研究者交流会
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/6659/
2 コメント:
この交流会は、発表者が様々な分野の方で良い刺激を受けそう。
どんどん参加して、大いに学び合って下さいい。11月にも交流会があるの?
こういった会に参加できるのも留学の魅力の一つですね。
doramiさん、
おっしゃるとおり、ボストンで日本人というくくりで集めると、いろいろな人が集まって面白いです。さらに志が高い人も多いので、よい刺激を受けますね。
11月にも交流会があります。それが僕が出られる最後の交流会です。
コメントを投稿