2008年10月30日木曜日

アメリカの典型的なプレゼンテーションのスライド

(さきほどの先生と内容は無関係です)
アメリカや国際学会で聞いた、アメリカのプレゼンテーションのスライドの特徴を、まとめて書いておきます。

アメリカの典型的なプレゼンは、内容をとにかく盛りだくさん入れます。たくさん内容を入れたいので、1枚のスライドに、6枚の図を入れたり、文字のサイズに12ptとか使ったりします。

そうすることの問題は、グラフや図が十分な分解能で読み取れないことです。 プロジェクタのピクセル数が1024 x 768 pixelしかないところに、たくさんの図を入れても、分解能が十分ではなく、たとえ視力がよくても、読み取るのは、至難の業です。

大量の情報を入れてしまう原因は2つ考えられます。1つは、「内容をたくさん入れたスライドで頭がよさそうに見せる効果」を狙うのが原因です。もう1つは、伝えたい内容がたくさんあって、どれも捨てきれないことです。

大量に情報を入れたプレゼンは、頭がよいように見せられる利点がある一方で、次の欠点があると僕は思っています。大量の情報に思考力がついていかず、どれもこれも伝わらなくなることが多いことです。

上記の大量情報スタイルがアメリカの典型だと思いますが、アメリカでも、極僅かに真逆の方式があったりします。例えばSteve JobsAl Goreのプレゼンです。彼らのプレゼンでは、1枚のスライドに、1つの図しかないことが多いです。このスタイルの方が、僕は理解しやすいと思っています。ただYoutubeでしか見たことがなく、アメリカの典型的なスタイルとは言えません。

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

プレゼンに情報量が多いと集中できません。
盛りだくさんの内容を一度に見聞きしても結局記憶に残らないでしょう。
アメリカの典型的なプレゼンは賢明とは思いません。

Moemoe さんのコメント...

angelさん、

情報量が少ない方が集中できると思う人がいると、自分のプレゼンの方向性が定まってくるのでいいですね。

情報量が多い方がよいと主張する人もいるので、それに反論する材料になります。

ご意見、ありがとうございます。