2008年10月12日日曜日

こんにゃくゼリーと背理法

あまり意識してなかったのですが、こんにゃくゼリー製造中止反対をするときの意見の述べ方は、背理法になってますね。

  1. まず「気道をつまらせて死者がでる食べ物を禁止する」と仮定する。
  2. そう仮定すると、「餅も禁止すること」になる。(餅も死者が出た食べ物なので)
  3. しかし「餅を禁止する」のは常識的におかしい。
  4. なので、最初の仮定「気道をつまらせて死者がでる食べ物を禁止する」が誤り。

という背理法で、こんにゃくゼリーの製造を禁止するのはおかしいと主張する論理です。

「死者が出た食べ物を禁止する」というロジックでいくとその通りなのです。ですが、製造中止したい立場の人は感情的になっているので、上の背理法の論理はどうでもよいはずです。残念ながら、論理が通用するのは、その論理を聞いてくれる人まででした。

子どものことを思うと、とにかくもうなんでもいいから、中止させたい。他のことはどうなっても知らないよという感じになるでしょうね。自分の子どもは大事なので(まだいないけど)、その意見もよく分かります。

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