この映画では、ドイツ人が日本に対して奇妙に思う視点がうまく描けていました。そのドイツ人から見た奇妙に思った点は、靴を自宅で脱ぐとか、街が密集している、ゴミの分別をしっかりする、畳の上で寝るなどの点でした。ヨーロッパから見ると、日本は奇妙な文化にうつるみたいです。
逆に、僕から見ると、靴を履いたまま、街が分散している、ゴミを分別しないなど、床の上に寝転がる、ヨーロッパが奇妙な文化にうつりますけどね。
ヨーロッパ人が変に思うことは、まさに日本人が変に思うことで、どちらかが一方的に変とはいえないのです。
ドイツ語、日本語、英語の3ヶ国語が使われた映画を見たので、とても奇妙な感じがしました。その映画の中では、
- ドイツ語→英語字幕
- 日本語→字幕なし
- 英語→字幕なし
となっていました。日本語には字幕がなく、完全に日本語が分かったのは、観客の中で僕だけじゃないかと思います。これは変な感覚です。ここで、日本人で、日本語が使えることが、他のアメリカ人にはない利点になって現われているわけですよ。なにしろ100人ぐらいいた観客の中で、日本人は僕1人だけだったのです。うーん、変わった経験をしました。
映画の監督も来ていて、質疑応答の時間がありました。それも日本とは違いましたね。まず驚いたのが、批判的なコメントを寄せる人がアメリカにはいることです。「この映画には失望した」と、監督の目の前で言える人がいること自体が驚きです。そして技術的な細かい話に執着する人が多かったのも印象的です。そしてどんなカメラで撮影したのか?とか、実際のドイツの医療システムは違うとか、日本にそんな人はいるのか?とか。「共感より批判」というのがアメリカ式でしょうか?この文化は全く慣れませんね。
映画を見に行って、僕の物事の見方がさらに広がって、とてもいい経験になりました。
2 コメント:
日本語の理解できた人が会場で一人だけだったとはボストンならではの体験でしたね。
チケット代が10ドルというのも今のレートですと割安感があります。
きじねこさん、
外国にくると、外国ならではの経験ができますね。面白いです。
今のレートだと割安感がありますね。アメリカの映画は安いと、誰かが言っていましたが、来てみると思ったより、安くはないです。
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