「学部生の半分近くが金融とかコンサルで働くよー」と話していたのを小耳に挟んで、本当かどうかウェブサイト*1で確かめた。一部を抜粋させて頂きます。アメリカでも日本と同じく、進路の話題が好きですね。
(1) 学部生が就職する業種とその割合(%)
(a) Aerospace/defense 航空/防衛: 8%
(b) Biological science バイオ: 4%
(c) Computer technologies コンピュータ技術: 14%
(d) Consulting コンサル: 14%
(e) Education 教育: 3%
(f) Finance 金融: 29%
(g) Other engineering 他の工学分野: 7%
(d) Consulting 14% + (f) Finance 29% = 43%
だから、たしかに半分近くが、金融とかコンサルに就職してますね。
工科大学なのに、メーカーに進む人はかなり少ないですね。
(2) 学部生の進学率と就職率
学部生の45%が進学
44 %が就職
日本の理工系より、進学しないみたいですね。
(3) 博士卒と合わせてみたときの就職先上位5つ
McKinsey, MIT, Google, Morgan Stanley, and Lehman Brothers
日本の理工系だと家電系と自動車系が上位に来そうですね。
(4) 就職先での平均給与
Average Salaries Earned by MIT Graduates Entering Industry Positions
(a) Bachelor's 学部卒: $61,260
(b) Master's of Science理学修士: $77,238
(c) Master's of Engineering 工学修士: $85,454
(d) Master's of Business Administration MBA: $112,111
(e) Doctoral 博士: $97,869
MBAが高いのは、分かるとして、
学部卒、修士卒、博士卒も日本に比べて平均的に高いですね。なぜでしょう?
金融とコンサルが平均を上げているのか?
*1 MIT Facts 2008: MIT Students After Graduation
http://web.mit.edu/facts/graduation.html
・経営コンサルティング
http://en.wikipedia.org/wiki/Management_consulting
2 コメント:
アメリカは人種の坩堝(るつぼ)だから、ものさしとして資本主義が適当です。その結果、資本主義が加熱してる感がある。ただ、アメリカは白人文化であることは変わらず、白人が他の民族の上に立てるようにしないといけない。だから、白人の得意な業種へお金が流れていく。その結果、国内の製造業が崩壊して、金融コンサルが定着した気がするね。その先はどうなるんだろう。
それにしても、金融とコンサル率高いね。ただ、moemoeさんのくれた情報だと、残りの合計が36%。あと、21%はどうなったんだ?って気になります。
いしださん、
数字を見ると、MITでは、金融とコンサルが定着してますね。日本の大学は製造業!って感じです。
逆にいうと製造業では、日本人がトップに立てるってことなんでしょうかね。
そうなんですよ。この数字、足しても100%にならないのです。留学生が帰国したとか?も考えられますね。
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