2008年10月31日金曜日
ハロウィーンで闊歩するコスプレイヤーたち
アメリカのハロウィーンのコスプレは、オリジナリティを競いあっているようです。100人以上見て、何か共通点を発見しようとしましたが、同じ格好の人を見たことがなく、何かの決まったスタイルを見出すことができませんでした。髪を染めたり、仮面をつけてたり、羽をつけてたり、タイツみたいな服を着ていたり、水鉄砲を持っていたり、仮面をつけたり、かぼちゃを両手に抱えて、髪をオレンジ色にしている人もいましたね。人魚姫だったり、箱男とか、パックマンとかもいて、驚きました。人それぞれのスタイルがあって、もう書ききれないほどです。このようにオリジナリティを追求する面白いイベントですが、また面白いことに似合っている人は少なかったです。
日本のコスプレは、また違う方向性で、オリジナリティを追求していないように思えます。誰かをうまく真似しようとしていたり、何かのスタイルを追求しようとしているように感じます。これも文化の違いかもしれませんね。
しかし日本ではコスプレって、一般的になってなくて、あんまり流行ってませんよね。おたく文化と思われているからでしょうか?日本は、アメリカの文化をすべて取り入れるわけではないのが、面白いところです。
MITの建物内で自転車に乗る人
自転車で建物内を移動するとは、思いつきもしなかったです。これもまた日本との差だと思います。見ていて、いろいろなことに驚きます。*1: The MIT Police would like to remind the community that the operation of bicycles, in-line skates, skateboards, Segways or any other form of wheeled personal transportation in Institute buildings, or parking structures, is prohibited. A fine of $25.00 will be imposed.
Eccentricity# 001
日本の大学で聞いた、アメリカの大学院生の噂
僕は日本の大学で、アメリカの大学院生の以下のことをよく聞きました。ほんとかどうか知らないから、ずっとほんとかなと思っていました。こんなこと聞いたことありませんか?
- 1) 発表がうまい
- 2) 日本に比べて質問をたくさんする
- 3) よく働いている
アメリカに来て観察した結果、上記の主張は、以下のような修正が必要だと思います。
- 1) 一部の人の発表がうまい。スライド作りと、発表の論理構成はうまくない。ほとんどの人の話し方は、堂々としていて、聴衆と向き合っていてよいと思う。
- 2) 理解できた発表に対しては、たくさん質問する。どうでもいい発表に対しては、質問しない。分からなかった場合は、基本的にみんな静かになる。
- 3) ごく一部の人だけが、週末もよく働いている。ほとんどの人は午前9時~午後5時の間しか働いていない。
アメリカの大学院生が噂どおりだったら、見ていて参考になるので、うれしかったのですが、真実がいつも美しいとは限らないですね。
To Drink or Not to Drink?
それで、放置があった次の日の朝に、研究室の同僚が、炭酸飲料を見て、
「この液体は……、実験用?」
と勘違いしてました。違います、食用です。単なる炭酸飲料ですと説明しておきました。
僕らは実験用に、食用色素を溶かした液体を使っているので、ぱっと見て、彼は見分けがつかなかったのです。食用と実験用の食用色素の濃さが一緒って、考えてみると、すごいですね。カラフルです。
アメリカの炭酸飲料
2008年10月30日木曜日
謎を解く楽しみ
今日解いた謎とは、日本の大学で同じ研究科に在籍している同期の、以下のことです。
- 同じキャンパスにいた同期を、僕がアメリカに来る前に、半年以上ずっと見かけませんでした。いつの日かキャンパスから突然姿を消しました。
- 同期なので、今は僕と同じく博士3年になってるものだと思っていたら、彼の名簿を見ると、博士2年のままでした。
何が起こっていたのでしょう?
それで今日突然気になって、彼の名前を、今日Googleで検索してみたら、彼のウェブサイトを発見して、謎が解けました。どうやら、アメリカのカリフォルニアに1年近く留学しているみたいです。だからずっと彼を見なかったし、彼は進級せず博士2年のままなのです。分かると、へーという感じで終わりです。
上記の謎の状況から、いろいろ推理するのは簡単だけど、実証や確証するところまでいくのは結構難しいです。現実の謎に対して、答え合わせをして、自分の答えが合っていたときは、心地よい瞬間です。
Work, Work, Work, and Die
アメリカの典型的なプレゼンテーションのスライド
アメリカや国際学会で聞いた、アメリカのプレゼンテーションのスライドの特徴を、まとめて書いておきます。
アメリカの典型的なプレゼンは、内容をとにかく盛りだくさん入れます。たくさん内容を入れたいので、1枚のスライドに、6枚の図を入れたり、文字のサイズに12ptとか使ったりします。
そうすることの問題は、グラフや図が十分な分解能で読み取れないことです。 プロジェクタのピクセル数が1024 x 768 pixelしかないところに、たくさんの図を入れても、分解能が十分ではなく、たとえ視力がよくても、読み取るのは、至難の業です。
大量の情報を入れてしまう原因は2つ考えられます。1つは、「内容をたくさん入れたスライドで頭がよさそうに見せる効果」を狙うのが原因です。もう1つは、伝えたい内容がたくさんあって、どれも捨てきれないことです。
大量に情報を入れたプレゼンは、頭がよいように見せられる利点がある一方で、次の欠点があると僕は思っています。大量の情報に思考力がついていかず、どれもこれも伝わらなくなることが多いことです。
上記の大量情報スタイルがアメリカの典型だと思いますが、アメリカでも、極僅かに真逆の方式があったりします。例えばSteve JobsやAl Goreのプレゼンです。彼らのプレゼンでは、1枚のスライドに、1つの図しかないことが多いです。このスタイルの方が、僕は理解しやすいと思っています。ただYoutubeでしか見たことがなく、アメリカの典型的なスタイルとは言えません。
Jongyoon Han先生のセミナー (Academicな内容です)
内容は、ナノフィルターを使って、生体分子を分離するという話でした。分野でいうと、分析化学になると思います。マイクロチップを用いて分析化学をしている人は多いですね。1時間ぐらいで、この先生の研究室で発表された論文20編ぐらいの内容を話していて、圧倒されました。Lab Chip, Analytical Chemistry, Nature Biotechnology, Natureが代表的な論文でした。論文ベースのプレゼンでした。MicroTASという学会に投稿した同じものを、ほとんど同時にLab Chipにも投稿しているのは、アメリカだなあって感じがします。
この先生のグループを見ていても思うのが、データを取るのがうまくて、それで論文にまとめるのがうまいという強い印象です。この辺は、アメリカにいて、僕がかなり見習っておくべきポイントだと思います。大事ですね。
2008年10月28日火曜日
George Sorosのセミナーに行ってきた
MITにある、500人ぐらいが入る講堂。セミナーの会場でした。
今回のEconomic crisisを、非常にシステマティックにとらえようとして、経済の仕組みを変える議論になっているのが面白かったです。今回の危機は、システムの異常なので、新しく根本的にシステムを変えなくてはいけないという考えです。バブルが産まれるのは仕方ないとして、それを小さいままに抑制するシステムをどうやって構築するかを考えていました。
表層的に、誰が悪いとか個人の責任を追及する話じゃなくて、背後のメカニズムにせまっていく態度が、僕は共感できました。これって、日本のマスコミや、感情的な人が持つ態度とは、全然違いますよね。こういうシステマティックにとらえる人がアメリカにいるうちは、アメリカの経済システムはまたうまく動き出すのじゃないでしょうか。
セミナーを聞くにあたって英語の問題がまだありました。今度は、英語が聞き取れても、語彙と背景知識の不足で会話の意味が分かりませんでした。capital, equity, mortgageって聞いて、瞬間的に意味が分かるレベルじゃないと、話についていって理解するのは難しかったです。英語を聞いて理解するのは、耳だけの問題じゃないですね。
USB Phoneのマイクが使えない
直感的に分かるのが早くてよいのでしょうが、初見の問題はそうはいきません。まず問題をハードウェアとソフトウェアに分解して、可能性の高そうなところから順番につぶしていきます。
ハードウェア
- 配線
- 接触
- USBポート
- 機器の異常
- その他
ソフトウェア
- ドライバ
- OS
- その他
それで「ソフトウェア」と「配線」「接触」から順番にたしかめていって、ようやくハードウェアのその他の項目で、異常を発見しました。原因は、受話器のMIC MUTEという部分でした。

写真の左下にある●MIC MUTEがONになっていました。
そんな機能があるとは知らずに使っていたので、これは落とし穴でした。電話をしているときに、話だけを聞いて、話さない状況が想像できませんので、受話機にMIC MUTEの機能をつけておくのが、便利なのかどうか分かりません。何かの拍子で、MIC MUTEに切り替わると、原因が全く分からなくて、故障したかと思ってしまいます。
この教訓としては、製品をデザインするときは、無駄な機能(操作できる自由度)を増やさないということですね。落とし穴にもなりえます。
2008年10月27日月曜日
2008年10月26日日曜日
ボストン美術館でCherry Blossomsという映画を見て、視野を広げる

この映画では、ドイツ人が日本に対して奇妙に思う視点がうまく描けていました。そのドイツ人から見た奇妙に思った点は、靴を自宅で脱ぐとか、街が密集している、ゴミの分別をしっかりする、畳の上で寝るなどの点でした。ヨーロッパから見ると、日本は奇妙な文化にうつるみたいです。
逆に、僕から見ると、靴を履いたまま、街が分散している、ゴミを分別しないなど、床の上に寝転がる、ヨーロッパが奇妙な文化にうつりますけどね。
ヨーロッパ人が変に思うことは、まさに日本人が変に思うことで、どちらかが一方的に変とはいえないのです。
ドイツ語、日本語、英語の3ヶ国語が使われた映画を見たので、とても奇妙な感じがしました。その映画の中では、
- ドイツ語→英語字幕
- 日本語→字幕なし
- 英語→字幕なし
となっていました。日本語には字幕がなく、完全に日本語が分かったのは、観客の中で僕だけじゃないかと思います。これは変な感覚です。ここで、日本人で、日本語が使えることが、他のアメリカ人にはない利点になって現われているわけですよ。なにしろ100人ぐらいいた観客の中で、日本人は僕1人だけだったのです。うーん、変わった経験をしました。
映画の監督も来ていて、質疑応答の時間がありました。それも日本とは違いましたね。まず驚いたのが、批判的なコメントを寄せる人がアメリカにはいることです。「この映画には失望した」と、監督の目の前で言える人がいること自体が驚きです。そして技術的な細かい話に執着する人が多かったのも印象的です。そしてどんなカメラで撮影したのか?とか、実際のドイツの医療システムは違うとか、日本にそんな人はいるのか?とか。「共感より批判」というのがアメリカ式でしょうか?この文化は全く慣れませんね。
映画を見に行って、僕の物事の見方がさらに広がって、とてもいい経験になりました。
アジア系男子はヒトの中では可愛い系に分類される
アジア系の男の人は、ヒトの中で可愛い系に分類されるということが。
きっと、アジア系の人種は、顔が丸っこくて、目がくりっとしていたりするところが、そう思わせるのでしょう。 一方で、西欧系の人種はもっと顔がとがってますものね。
日本にいては、絶対に持ち得なかった概念が、アメリカに来て、ヒトの取り得る形の視野を広げてひらめくのは大変面白い経験でした。
もしかすると、日本人が可愛いキャラクターを産み出す能力が高いのは、日本人が可愛い系なのが原因ではないかとも思います。日本の方が、アメリカよりも着想を得やすい環境のはずです。
Cuteness 以下Wikipediaより引用。最初のItはCutenessを指しています。
It is usually characterized by (though not limited to) some combination of infant-like physical traits, especially small body size with a disproportionately large head, large eyes, a small nose, dimples, and round and softer body features.
2008年10月25日土曜日
Sporkとは
英語にはsporkという概念があって、給食のスプーンは、そのsporkに相当します。スプーンspoonとフォークforkを組み合わせたものであるから、sporkという名前がついたようです。
日本でも、給食のスプーンが、スポークと呼ばれるようになっていくのでしょうか?
Spork
http://en.wikipedia.org/wiki/Spork
日本語と英語の文書構造の違いを理解し、英語論文を書く難しさを理解する
英語論文は、英語の文書でもあるので、すべてパラグラフに則って書かれる必要があります。もしここで日本語と英語の文書構造の違いが深く理解できると、僕に留まらず、英語論文を書くのが難しかった一因が分かるようにもなり、多くの日本人にとっての対策も見えてくると思います。
それで先日の話、日本の「芸能人と有名人のBlogには、パラグラフがないことが多い」を友達のアメリカ人に言ったら、かなり驚いていました。友人曰く、「芸能人や有名人でも、アメリカ人は、パラグラフに則って書けるはず」とのことです。
なぜ書けるかというと、小学校から文書のトレーニングを受けているからです。まず小学校3, 4年生から、しっかりした論理構造で書けるようにトレーニングを受けていくようです。そのトレーニングは、小学校から始まって、大学にまでも続いていきます。大学や大学院の入試でも、エッセーを書く必要があって、「エッセーの構造がうまく整理されて書けているか」で評価されると聞きました。
英語の文書のほとんどが、パラグラフに則って、整理されて書かれます。前も言ったけど、たとえBlogやメールでさえも、整理された形で書かれます。Amazon.comのレビューでも整理されて書かれます。Amazon.co.jpにあるレビューの書き方とは、全く違う様相を示しています。 英語の文書のほとんどが、パラグラフの形に整理されて書かれることに、本当に強い驚きを感じざるを得ません。日本語では論理的に整理して書くことが、求められていませんからね。
アメリカ人にとっては、日々パラグラフに則って書く練習をしているので、論文を書くのも簡単ですよね。ヨーロッパ系の人にとっても論文を書くのは、日本人よりも簡単だと思います。なぜかというとヨーロッパ系の言語も、おそらく共通の文書スタイルを持っていると思いますので。
日本人にとって、英語論文が難しいのは、英語と日本語の論理構造の違いにありますね。アメリカ人が小学生から始めている論理構造の勉強を、大学院生になってから始めるので、英語の論文書きは、時間がかかって、大事業になるはずです。
自分専用の英語学習用MP3をつくる
今思うと、勉強ができなかった原因の一つは、教材の悪さにあるのかと思います。残念ながら、僕にとっては、日本で市販されている英語教材のCDに入っているは会話はつまらないことが多く、のめりこんで聞くことができませんでした。このつまらなさの原因は、内容が真面目、声優の質がよくない、感情がこもっていないことにあると思います。
それであまり勉強せずに、のほほんとアメリカに来たときは、会話が全然聞き取れずに死にそうになりました。Keywordの名詞がかろうじて、聞き取れて、後は内容を推測していました。 大きな間違いをしたことが何回もあって、これでは死んでしまうと思って、どうやったら日常生活でもっと長時間、英語の勉強を続けられるかずっと考えていました。
僕の答えは、面白い英語教材を自分でつくるです。それで、自分専用の英語学習用MP3をつくることにしました。そのステップを、以下の(1)-(3)の3ステップで説明します。
(1)音源探し
まず英語の音源をDVDやYoutubeからとってきます。英語のアニメ、ドラマ、講演を中心に探します。実際の英語はもっとリズムがあって、感情がこもっていて、はるかに面白いです。話が10-30分ぐらいでまとまっているものの方が、集中力が続くのでよいです。さらにいうと、できればスクリプトがあるものが、聞こえなかった音を確認できるのでよいです。
そしてMP3を編集する方法は(2), (3)の2ステップです。
(2)音量調整
とってきたMP3の音量が小さいことが多いです。なので、音量が小さいときは、MP3Gainというソフトで、目標標準音量を98.5dBに上げます。98.5dBに調整すると、音楽CDの音量と同じぐらいになるかなと思います。
(3)長さ編集
次に、一つのMP3が長いことが多いので、mp3DirectCutというソフトで、ファイルを1分30秒とか、3分ぐらいの長さに分割します。こうすると巻き戻したり、繰り返し聞くのが簡単になります。
こんな風にして編集したファイルをSONYのNW-A808というウォークマンにMP3ファイルを入れて、1日に10時間弱は英語を聞いています。 面白い教材を聞いてると、ヒアリングマラソンもより簡単になって、英語の上達も早いです。
George Soros@MIT
日本の大学にいると、投資家がやってきて大学で講演をするとか、まずありえないので、違いを感じますね。大学文化の違いでしょうかね。
ジョージ・ソロス(George Soros)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9
アメリカの研究用品
いろいろと研究用品を使いましたが、研究用品に限っていうと、日本とアメリカの製品で質の違いを感じません。日米道具がほとんど同じなので、日本で研究してた人がアメリカに来ても、あまり違和感なく、アメリカで実験が始められるはずです。
VWR International
http://www.vwrsp.com/
http://en.wikipedia.org/wiki/VWR_International
MITには、研究の消耗品を売っている店がある
ビーカー、ワイプ、ピペット、チューブ、シャーレ、手袋、汎用の試薬、等々は、その場で買えてしまいます。伝票を持っていくだけで、研究費で買えます。
一方で、日本の大学には、そのような店は見たことがないですね。生協では、文房具と簡単な工具ぐらいしか取り扱っていません。なのでどうするかというと、代理店に発注して、研究室まで運んでもらいます。しかし、実物を見てから買えない不安と、今すぐに買いたくても買えないという欠点があります。
日本の大学でも、MITみたいに、研究の消耗品を売る場所があってもよいですよね。上の代理店を使う欠点を補えるので、みんなよく使うようになると思いますけどね。
2008年10月24日金曜日
芸能人・有名人ブログにParagraphという概念はない
一方で、英語の文書は、Blogやメールですら、Paragraphに則って書かれます。なので英語で文書をかくには、論理は絶対不可欠です。
アメリカでいつも英語の環境にいて、それで他の人が書く日本語にぱっと触れると、英語と日本語の構造の違いに驚きますね。 そりゃあ日本人が英語を身に付けるのは、時間がかかりますよ。
Paragraph
http://en.wikipedia.org/wiki/Paragraph