陶芸の話ができなかったのは、2つ理由があったのです。1つには、月曜日はやることが多すぎて、夜の11時か12時にようやく仕事が終わるからです。今日は12時に仕事を終えて、歩いて帰ってきました。(住んでいる地域が治安がよいので助かっています) 2つには、書く内容が多岐にわたり、書くのが難しいからです。
さて陶芸って、意外に面白くて、自分に合っている気がします。面白い理由は、以下のようにいろいろな面が見えてくるからでしょう。商売にしない以上は、見方によっては、単なる粘土遊びにしか過ぎないのですが、考えようによっては、いろいろと広がってきます。
- ろくろを回している間、目の前にある粘土のこと以外、何も考えていません。高い集中力を保っています。他には、筋肉トレーニングをしているときにそうなります。どうしてそういう心理状態になるのかというのが、興味深いです。
- 粘土で容器を作るっていうのが、お金になるわけでもないし、大人の視点から見ると、単なる無駄なんだけど、そういうのが人の豊かさかなって気がつきます。わざわざ無駄をやって、楽しみを見つけようとする姿勢ですね。
- 仮説検証の練習の題材によいです。こういうので練習しておくと、他の分野でも生きてくるでしょう。
- 陶芸の先生に、「陶芸も習慣で、悪い習慣を直すだけでいい。才能は関係ない。誰でもうまくなる」と言われて、陶芸をやるだけでも、人生の大事な面を学べるよねと思ったりしました。
- 陶芸ですらも、手順が分割できて、構造化して捉えられる。構造化という手法の奥深さを知れます。
- 作ることで、より物事が理解できるようになる。陶芸には、工学の要素が含まれていることを知ります。陶芸を始めてから、明らかに陶器の形について造詣が深くなりました。
- どうしてこの作業をやるとうまくいくのか?っていうのを後から考えるのも面白いです。後でいろいろわかると、謎が解けたっていう感じで、たまりません。なんでこの作業で粘土から空気が抜けるのか、ろくろを回して、手を動かして中心出しできるのはなんで?
2 コメント:
人は土から恵みを受けて生きているので、
その力に惹き付けられます。
ある人は、穀物、野菜や花を作り、ある人は、土をこねます。
自然と一つになれる営みです。
陶芸をしている時は、呼吸は深く、気持ちも
穏やかになります。
これからも続けてください。
どろだんごさん、
なるほどそうですね。そういう理由によって好きになれたりもしますね。
おっしゃるとおり、土がすでに人々の身体や脳の一部になっている感じすらします。
ここで不思議なのが、人類が土をうまく使うようになったのは、ごく最近の1万年前ぐらいです。それなのに、もう人の一部になっているってなんだか人類も進歩が早いですよね。
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