2008年12月3日水曜日

Blog移行のお知らせ

MITの留学終了に伴い、Blogを移行します。

http://tokyomit.blogspot.com/

今後は、東京での生活を中心に記録していきます。

2008年12月2日火曜日

日本へおかえりなさい

日本時間12月2日に、東京に帰ってきました。

ボストンからワシントンD.C.を経由し成田へ向かう便で帰国しました。そしてワシントンD.C.から成田まで13時間ぐらい飛行機に乗りましたが、そのとき体格の大きいアメリカ人に囲まれて、圧迫されて、エコノミー席が、プチエコノミー席になりました。合計で4時間ぐらい寝たかもしれません。それ以外の起きてるほとんどは仕事をしていました。しかしせっかく飛行機に乗ったので、何か映画を見ようということで、Fred Clausという映画を見ました。Kevin Spaceyの演技が嫌らしくて好きですね。

家にも無事に着いて、留学はようやくこれで終わりです。Blogは移行予定なので、しばしお待ち下さい。

2008年11月30日日曜日

No special training

アメリカに特別な教育プログラムが存在していて、それを受けると、能力が大幅にアップするという気持ちでアメリカの大学院にくると、肩透かしをくらうかもしれません。なぜなら僕のように4ヶ月間留学する人に向けて、何か特別なコースがあったわけではないからです。研究室は自由でトレーニングはないし、授業は全くない、英語をあまり話さずに、そして何も研究をせずに生活できてしまいます。

1.研究室
(a) 先生
基本的にアメリカの研究室の先生は、あまり管理しないそうです。僕が所属していた研究室の先生は、子どもが生まれたばかりで、週に2回しか学校に来ていないこともあって、先生との接点はあまりありませんでした。子どもが生まれる以前から、全く学生を管理しない先生だそうです。ということで、特別に何か教えてもらったことはありません。

(b) 研究室の仲間
基本的にみんな個人行動をしていました。研究室の仲間で一緒に食事に行ったりすることは、非常に珍しかったです。朝来たときや帰るときに、わざわざ仕事を中断させて挨拶することも稀です。みんなの仕事を邪魔しないようにとの考えです。そして、いつまでもダラダラと研究室で話していることもありませんでした。話すときは、研究室の外で話していたような気がします。これも日本と全く違うかもしれません。

(c) 研究室教育
僕のいた環境では、待っていたら、向こうから教えられることもありませんでした。自分で考えて、人を選んで聞いていく必要がありました。「研究の進め方」、「仕事の進め方」、「文書の書き方」、「デバイスの設計方法」を教えてもらったことは皆無です。こういうのは、日本だと、待っていても、教えてくれることがありました。そういう意味では、日本の方が丁寧なのかもしれません。

(d) 研究室ミーティング
一般的な研究室では、1年に2, 3回自分の研究を発表するぐらいだそうです。毎週ミーティングの度に発表する必要がある研究室というのは、かなり珍しいようです。その珍しい研究室とは、日本出身のMITの先生のところだそうで、その研究室はMITの学生には、人気がないそうです。僕の研究室は、アメリカでもめずらしいことに、研究室でのミーティングは全くないそうです。アメリカに来るまで気が付いていませんでしたが、ミーティングの回数が多いのは、アジア的なものなのかもしれません。

2.授業
僕のビザだとMITの授業をとれないタイプのものでした。そして強制で何かの授業をとらないといけないこともありませんでした。クリーンルームに入るために、Web上でのトレーニングはしましたが、それだけです。

3.英語
(a) 英会話
ネイティブの友達は作りにくく、英語を長時間話す環境を構築するには、少しエネルギーが必要です。ネイティブの人が、「英語がうまく話せない僕のような人」と付き合う義理がないからです。加えて、授業もないので、短期で留学する人にとって、英語がネイティブの友達は非常に作りにくいです。何も手を打たなかったら、英語を話さないままに時間が過ぎていきます。僕の知り合いのボストンにいる日本人は、MITに来てから1年間、実験ばかりしていて、ほとんど英語を話さなかったので、英語力も上がらなかったそうです。

(b) 英語の授業
MITには、英語があまりできない人を対象にした英語の授業はありませんでした。どこかの学校に行かない限り、英文法、英単語、英作文、英文読解、リスニング, etc.の授業はないです。


留学して、何かを学びたいと思うなら、主体的に動かなければいけません。MITの僕のいた環境は、みんな自由に個々人で生活しており、日本にいたとき以上に自分から動き出さない限り、何も変わっていきませんでした。アメリカに来て、アメリカで一人で孤独に生活していると、何も得られないので、注意が必要です。この環境の中で、僕は何を得て、何が変わったのでしょうか?客観的な数字があって、留学の達成度をはかってくれるテストがあると便利ですね。

2008年11月29日土曜日

Bostonの水族館、New England Aquariumで、不思議な生き物たちに、出会った

昨日は、友達とBostonの水族館、New England Aquarium へ行ってきました。 入場料は大学生で$17.95もしました。結構高かったですが、変わったものをたくさん見られたので、行った価値はありました。動画をたくさん撮りました。その中から、不思議な動きをしていると思ったものを、6つ厳選してアップしておきます。

Cuttlefish(イカ)です。誰かの発音入り。

Turtle(亀)です。これも誰かの発音入り。


Balloonfish(フグ)です。

Seahorse(タツノオトシゴ)です。

Ray(エイ)です。

最後は謎の魚です。

なぜこの動きをしているのかものすごく気になるところです。

2008年11月28日金曜日

英語漬け

僕はボストンにいたときは、英語を使う時間をできるだけ増やして、英語を勉強しました。英語を使う時間を増やすために、種々の方法で、日本語でのやりとりを減らしました。極端なぐらい日本語で話すのを避けていました。ただ日本は好きですし。日本を避けているわけではありません。

そうした理由は、アメリカに来たときに、全然英語が分からなくて、この英語力では死んでしまうし、不利益を被ると思ったからです。なので生き残るためには、急速に英語力を上げる必要がありました。その英語力を上げる目的を達成するために、行動に反映させました。

具体的に英語力を上げるために、以下のことをやりました。まず英語話者の人と積極的に関わるようにしていました。そのためにあまり日本人との集まりには参加しませんでした。その回数は、多くて月に1回ぐらいでした。そして日本語の情報源を減らしました。邦楽は聴くのを完全に止めました。さらに日本語のテレビ、ドラマ、映画、アニメ、本は見ないようにしました。全部それを英語に変えました。日本語のソフトウェアも減らして、英語にしました。

結果としては、そうすることで英語力も上がったと信じています。しかしこれだけ努力しても、アメリカ人や周りの留学生に比べると、英語はまだまだ本当に下手なままです。悲しいことに、僕は4ヶ月間アメリカに住んでいて、英語がうまくなった、英語がうまいとは、ただの一度も言われたことがありません。みんな正直ですね。英語は、アメリカに住んで英語漬けの環境にしたとしても、うまくなるには5, 6年はかかりそうです。

2008年11月27日木曜日

アメリカにいたときの毎日の食事

僕のアメリカにいるときの食事は、偏食といえるかもしれません。

毎日よく食べているのは、以下のものです。ベーグル、フォー、チーズ、豆腐、ヨーグルト、りんご、トマト、たまねぎ、人参、ひよこまめ、鶏の胸肉、シーチキン、ソーセージ、スープ、水、豆乳、コーヒーとかです。かなり厳選していまして、これで通常摂取量の8割は占めています。あまり面白くはないのですが、そういうものを食べている限り、食べて疲れることはありません。外食すると、リズムが崩れて、疲れてくるので、かなり気を付けています。人と会うとき以外は、外食はしません。

今までいろいろなアメリカ料理にチャレンジしてきましたが、基本的に、アメリカ料理を食べるのが苦手なままです。まず量が多すぎます。そして野菜とスープが少なく、肉が多いのも苦手です。ハンバーガーもピザもポテトもあまり好きじゃないのです。また油っぽいもの、甘すぎるもの、甘い飲み物が多いです。消化するのに疲れたり、血糖値が急激に上がりすぎるのが気持ち悪く感じます。

僕の場合は、物足りないと思うぐらい少なくて、もっと素朴な感じのものの方が好きです。また少食な人と外食に行くのは、疲れなくて非常にいいですね。

日本人宅でThanksgiving dinnerを食す

今日は韓国人と一緒に、日本人の家へ、Thanksgiving dinnerを食べに行きました。友達の韓国人に「一緒に行かないか?」と誘われたからです。彼の車に乗って、ボストンの西側の街に行ってきました。彼の奥さんも一緒でした。

まず失態したのが、急に(今日の朝)呼ばれていったのと、今日はThanksgiving dayでお酒を売っている店がやっていなくて、何も買わずに出かけたことです。家に、人にあげられるものを置いていなかったのです。しかしパーティーに呼ばれたときは、何かを持っていくべきでした。うーん。もっと先読みする力があれば…。

参加者は、10人いまして、香港人が1人、韓国人が2人、ロシア人が1人、日本人が6人です。こういうときの会話は英語+日本語です。集まっている外国人が日本好きなので、ときどき日本語になります。さすがにみんなアメリカに数年間住んでいたのもあって、英語が非常に滑らかです。それに比べると、僕はまだまだだなあと実感しました。スピードも遅く、発音も悪いですし、使える表現も少ないです。日本に帰国後も、もっと英語の勉強が必要です。

さて食べたものは、アメリカの伝統的なThanksgiving dinnerを再現できているような気がしました。メインは、七面鳥1羽分20ポンド(=9 kg)をオーブンで焼いたものです。ソースはクランベリーソースです。味は、風味が思ったより少ない感じがしました。鶏肉の方がおいしいような気がしました。他にはハッシュドビーフやマッシュポテト、チーズケーキ、パンプキンケーキもありました。それぞれはおいしかったです。ですが、理由はよくわかりませんが、食べた後に、ものすごく疲れてきました。僕の身体には、合わないのかもしれません。そして量が多いので、結局10人で食べても、大量に余ってしまいました。

アメリカから帰る前に、伝統的なThanksgiving dinnerが経験できて、とてもよかったと思います。日本で食べるのは非常に難しそうです。誘ってくれた人と、作ってくれた人には感謝です。

2008年11月26日水曜日

昔在籍していた研究室の話  気合でゴー!

大学の研究室は、研究室を運営している先生の性格次第で、どのようにも変わります。僕は今までで、共同研究をしたことが多いこともあって、裏の事情まで含めて10研究室ほど知っています。先生の性格が異なる以上、研究室のシステムはそれに応じて異なります。僕はその中でもよく思い出すのが、僕が学部・修士時代のときに3年間在籍していた研究室のことです。その研究室を、一言で説明すると、先生が根性の人だったので、気合で実験ばかりする研究室でした。例えばどんな特徴があったかといいますと、以下の特徴がありました。
  1. 何か実験で確かめようとしたとき、全パターン試してみるしかないだろうと、先生はいつも言っていました。
  2. 「口より手を動かせ、手を」という哲学を持っていました。何かあったときも、調べるより、まず実験する。考えるより、まず手を動かすことを指示する先生でした。当然ですが、手を動かした学生の方が評価されていました。
  3. 勉強会を学生同士で企画してやろうとしたとき、勉強するのは意味がない、と先生が強く主張していました。
  4. 土曜日に公式のミーティングを入れて、大学の研究室に来ることを要求していました。
  5. 毎週ミーティングがあって、学生は毎週進捗を発表することが要求されました。
  6. 基本的に学生は主に実験をしてデータをとるだけでした。英語論文が書けなくても、先生が書いて投稿していました。
  7. 先生は、3日で博士論文を書き上げたそうです。通算で、その話を5回ぐらい聞きました。
  8. 平日は夜の11時まで、加えて土曜日も夜まで先生は働いていました。
これはですね、先生が気合重視をしていて、先生の気合で物事がうまくいっていたから、まさに研究室もそのような体制になったわけです。やはり人間なので、一度それでうまくいくと、その成功体験を元に、すべてをこなそうとする傾向があります。これは貴重な1パターンで、非常に得難い経験になりました。

僕は研究室を移動したので、以前いた研究室のよさとわるさを含めて客観的に見られるようになりました。もし客観的に何かを見たいのであれば、複数のモノと比較する必要があります。その意味では、研究室を移動するのはお薦めです。

実験補助体制の違い

アメリカの方が実験を手伝ってくれる人が多いです。もちろん手伝ってくれる人が多い方が、成果(論文)は出しやすいです。例えば僕が見てきた、バイオ系の研究室と、共用のクリーンルームの例をあげます。

バイオ系の研究室では、ガラス器具を洗ってくれる人や、よく使う溶液を作って棚においてくれる人がいます。また細胞の培養を代わりにやってくれる人もいます。

共用のクリーンルームでは、基本的に汎用の試薬やワイプ等はなくならないよう、スタッフによって管理されています。さらに廃液は勝手に排出してくれます。試薬がなくなった場合は、電話をするだけで、なくなった試薬を運んできてくれます。装置のメンテナンスもする必要がないです。

その一方で、日本の研究室は、実験を手伝ってくれる人があまりおらず、使う人自身で色々な物事を管理する必要があります。これでは、日本人がたとえアメリカ人と同じ能力だとして、同じ時間だけ働いても、同じ成果(論文)にはつながりませんよね。労働時間が長くなりやすい要因の一つですね。

物に苦しめられる日々 (段ボール探しとクロネコヤマトでの発送)

今日の朝、アメリカのクロネコヤマトを利用して、自分の荷物を、日本に向けて24.5 kg分発送しました。別送品という扱いで送りました。段ボール探しから始まって、荷物を梱包して、税関審査用に書類を埋める作業は、結構時間がかかりました。

まず宅急便を送るために箱が必要でしたが、自宅には、十分な箱がありませんでした。それで荷物が入りきる段ボールを近くのスーパーに行って、もらってきました。Amazon.comで買ったときについてきた箱では小さくて、その中に全ての荷物が入りきらなかったのです。

朝7時に起きて、段ボールを取りにいきました。昨日の夜にスーパーに行ったら、「段ボールは全部機械でCrushされたので、ないよといっていて、朝の7時なら千個はある」と言っていました。それで朝にスーパーに行くと、その時間帯は、品出しをしている関係で、大量の段ボールがありました。店員に、適当に、「Turkey(七面鳥)の段ボールがそこにあるよ」といわれたけど、血がついていたのでやめて、無難なScottの箱になりました。大きさは3辺合わせて140 cmぐらいでしょうか。

それからその段ボールを使って、一生懸命梱包していたら、あっというまに朝9時になり、クロネコヤマトの人(日本人)が自宅にまで受け取りに来てくれました。これは頼んでいた時間きっかりです。取りに来てもらえるのは、だいぶ楽ですね。僕より先に帰国した韓国人は、彼の友人に頼んで車を使って、配送センターまで運んだそうなので。

25kg制限のところを、24.5kgで通過しました。体重計を持ってきていて、ちゃんと測ってました。主要な内容物は、本です。28冊もあります。細かい服を、梱包材に使いました。他に少し面倒くさかったのが、実験用品です。

クロネコヤマトの人曰く、実験用品は例え安全なものだとしても、税関審査にひっかかりやすいとのことです。シリコンウエハーを送るといったら、会社に問い合わせていました。そして正直に熱収縮チューブと書いておいたら、括弧書きで、プラスチックのチューブになりました。こういうときは正しさよりも、無難な方を書くべきですね。

書類を埋めたり、税関を通過するときの説明を受けたので、30分程度かかりました。費用は、全額で$196でした。その場でクレジットカードで払いました。カード社会は便利です。

昨日と今日は梱包と発送で、大量の気力を使ってしまいました。引越しのときは、とくに物の取り扱いに苦しめられますね。所持品がもっと少なかったら、時間と気力をこんなに使うことはなかったはずです。これからも引越しすることは確実なので、もっともっと持ち物を減らす必要があります。逆に言うと、引越ししない人は、物がなかなか捨てられないのかもしれません。

2008年11月25日火曜日

大遅刻と生活のリズム

今日研究室のみんなとランチを食べに行きましたが、大遅刻してしまいました。研究室で11:30に会う約束だったのに、自宅で12:00まで寝ていました。そこからダッシュで研究室に向かいましたが、着いたのが12:30で、一時間も遅刻してしまいました。非常に申し訳ない気持ちになりました。これは僕にとってはかなり珍しいことです。アラームを2回セットしたのに、全く起きもしなかったのです。

原因は、変則的な睡眠スケジュールとカフェインです。まず午前1時に寝付いた後、一旦午前3時に起きて、家に来ていた妹を4時にタクシーで送り出しました。その3時から4時の間にお腹が空いたので、コカコーラZeroを飲みましたが、カフェインが大量に含まれていたので、目が冴えて、眠れなくなってしまいました。それで8時まで起きていました。8時に寝て、それで昼の12:00まで目を覚ますことはありませんでした。しかし、日々のリズムが狂うときは、信じられないミスを起こしやすいですね。

意識していませんでしたが、人との約束を守るためには、規則正しい生活が重要ということです。なので今後の対策は、できるだけ生活のリズムを保つということです。カフェイン飲料を飲まずに、すぐに寝られるよう考えておくべきでした。今後大失敗しないように、約束がある日は、いつもよりも生活のリズムを保てるよう心がける必要がありそうです。

アメリカのいいところは、食べ物を分け与えることに対して懐が広いところです

アメリカのいいところは食料が豊富にあって、食べ物を分け与えることに対して懐が広いところです。

MITでは、何かイベントがあると、タダでご飯やお菓子が出ます。セミナーが昼にあるとランチになって、3時ぐらいにあるとお菓子、夜にあるとディナーになります。このイベントに、何か厳しい受付があるわけでもなく、参加資格も厳密には問われません。

MIT内のタダでご飯が食べられる場所の情報を配信しているメールマガジンもあるそうです。それらのイベントを渡り歩けば、食費が全くかからない生活も可能です。

また大量に注文したものが、余ることも多く、消費するために、余ったピザやケーキ、クッキー、チーズ、コーヒーなどがMITの廊下の机の上に置かれているのも頻繁に見ます。道行く人が何か食べているので、そこに食料があるのが分かります。先生が食べられなかった大量の食料が、研究室のキッチンに置かれているのもありふれた光景です。学生ですら、セミナーで食べられなかった大量のお菓子を置いていきます。

アメリカで、食べ物があんまりおいしくないかもしれないのと、太る可能性が増えることを除けば、気楽でいいですよね。他者に食料をあげることに関して、とても寛容です。

一方で、日本の大学では、何かを食べるのにもっと敷居が高いです。たまにタダのご飯が出るぐらいで、その頻度はもっと低いです。また僕は、日本には、「働かざるもの食うべからず」という思想があると感じています。何も貢献していない人は、食べてはいけないという潜在意識があります。廊下の上に、自由に食べてよいという食料が置かれているのを見たことがありません。珍しさのあまり、もし置かれていても、怪しくて食べられないですね。食べ物を分け与えるという点では、懐が狭いのかもしれません。

2008年11月24日月曜日

クロネコヤマトに集荷を依頼する

アメリカのクロネコヤマトに電話をして、今週の水曜日に日本宛荷物の集荷を依頼しました。金曜日に集荷を頼もうとしていましたが、今週の集荷はなんと水曜日までです。(つまり明後日!)そして水曜日の朝9時に集荷しにきます。今週は、木曜日からThanksgiving Day(感謝祭)という祝日なので、いろいろな施設やサービスがお休みになります。今日、月曜日に問い合わせておいてよかったです。

Thanksgiving Dayに加えて、アメリカのヤマトは土日も休みです。なのでアメリカのヤマトは、日本のヤマトに比べると、恵まれた生活を送っている感じがします。僕は土日も祝日も休んだ方が余裕のある生活ができると思っているので、休みの観点からは、アメリカで働くのもよさそうですね。

今日と明日で全部荷造りしないといけないので、いろいろと回収してきます。ほんの少しだけ慌しくなってきました。

2008年11月23日日曜日

Netflix退会

帰国も近づいているので、3ヶ月近く利用して、Netflixを退会しました。短い間でしたが、Netflixには、概ね満足しました。

Netflixのいいところは、3点です。オンラインDVDレンタルの特徴である、レアなDVDがそろっている点です。そして借りにくいDVDは殆どなく、新作以外は、リストに登録したDVDの一番上から順次発送されてくる点です。さらに1度に3枚借りられるプランで、月に$16.99なので、割安感がある点です。

Netflixを利用する上での問題は、配送と処理です。うまくタイミングを合わせないと、返却から次のDVDを受け取るまでにすごく時間がかかります。その理由は、アメリカの郵便が日曜日は全く配達と集配をやっていないのと、Netflixが土日は配送作業をしていないためです。例えば、金曜日に郵便ポストに投下すると、自宅のポストで受け取るのが、次の火曜日になります。
なぜなら

  • 金曜日に郵便ポストで配送すると、
  • 土曜日にNetflixへ到着しますが、土日は配送作業はやっておらず、
  • 次の月曜日がNetflixの配送作業
  • 火曜日に自宅ポスト到着

になるからです。

一方で、もし木曜日に郵便ポストに入れると、金曜にNetflixの発送作業、そして自宅のポストで受け取るのが土曜日となります。この木曜と金曜、ポストに返却する一日の差が、大きな差となって現れてきます。

この配送と処理の問題の欠点を差し引いたとしても、アメリカに中長期で滞在される際は、利用してみるのはお薦めです。北米版のDVDには、日本語の字幕と吹き替えはついておらず、意地でも英語で見て聞くしかないという状況で、英語の勉強にもなりますしね。

2008年11月22日土曜日

アメリカでのポスドク

アメリカでは、大学院生のときにトップクラスの雑誌に、成果を2,3報載せた人は、大学で先生になれたりするようですが、大多数の人は、ポスドクを経験した後に、先生になります。そして先生になったとしても、いつ首になるか分からず、勝ち残るための厳しい競争が、十年以上続いていきます。

さてMITにいる友達が博士課程を終わった後、ポスドクで働こうとしていまして、色々と先生に問い合わせたり、ポスドクの給料を提供してくれる組織に、応募しています。まだ彼は博士号をとっていませんが、博士号をとる半年以上前から、すでに応募を始めています。

僕は、まず給料が気になってしまうので、その彼に、「アメリカのバイオ系のポスドクの給料はどのくらい」、と聞きました。年収3万~4万ドルと言っていました。僕はもっと高いことを期待していましたが、それだと日本円で年収300~400万円の勘定です。これを聞いて、お金の観点からは、アメリカにバイオ系の研究室にポスドクで行くのはためらいました。なぜなら、このアメリカのバイオ系ポスドクの給料と比較して、日本の工学系のポスドクの給料は、年に600万円ぐらいと、もっと高いからです。給料が低いのはかなりのモチベーションダウンですね。

僕の感覚としては、博士号を持っていて、それで300~400万円の給料だとすると、結構低いと感じます。なぜかというと、その給料で、ボストンで暮らすと、家賃でかなりの額を持っていかれて(一人暮らしすると月に15万円ぐらいかかる)、貯金もあまりできないからです。アメリカで産業界にいったら、もっと短く働いて、もっとお金が稼げますね。同期と賃金を比べたときに、自分一人だけ給料が低いと、ちょっと嫌になるはずです。これでは、アメリカ人で研究者になりたい人が減り、留学生が研究者になる構図になるはずです。アメリカで移民が止められないのは、安い給料で働いてもらう人を受け入れて、残りの層が楽をするためだと聞いたことがありますね。なるほど。

しかし近年では、その給与にも関わらず、バイオ系では、結構な数の人が、日本から、アメリカでポスドクになるために、渡米していると聞きました。その理由はおそらく3つあります。1つめは、ポスドクの供給過剰で、ポストの空きに対して、応募者が多すぎるから。2つめは、アメリカの方が成果を出しやすいから。3つめは、アメリカでの経験がアピールポイントになるからです。工学系からバイオ系には来ない方がいいと、複数のバイオ系の人に諭されるぐらいなので、結構競争が厳しい世界のようです。

楽しい仕事をしようと心がけるのも大事ですが、そろそろお金を優先することも大事に思えてきました。その両方が達成できる戦略が思いつけば、一番よいのですが、なかなか簡単にはいかないようです。

IKEA製品に囲まれたお部屋

今住んでいる部屋は家具付きの部屋で、そこにおいてある日用品と家具、ほとんど全てのものがIKEA製品です。例えば、20点近くある食器のほとんど全てはIKEA製品で、ベッドもIKEAですし、ランプもIKEAです。これだけIKEA製品があると、よさとわるさが短い生活の中からでも見えてきます。

IKEAのよいところは、シンプルさです。無駄なものが省かれていて、モノトーンなので、同じ色調でまとめやすいです。値段の安さも魅力でしょう。(実際に僕が、買っていないので知りませんが、IKEA船橋を見る限りでは、値段は安いと思います)

IKEAのわるいところは壊れやすさです。とくにガラスの割れやすさは致命的です。卓上ライトを絨毯の上に30cm落下させただけで、外側のガラスケースが割れてしまいました。ガラスコップの上に棚からテフロンのフライ返しが落ちただけで割れました。あまり堅くないものと衝突させたときに、ガラスが割れてしまうのは、ちょっと嫌かな、と思います。

IKEAで日用品をそろえると、IKEAが壊れやすい以上、すぐに補給できる体制を整えておく必要があります。安さとシンプルさが魅力ですが、製品の寿命がそれほど長くないので、壊れたらすぐ新しく買い直す必要があり、買い物の頻度が高くなるのが問題かもしれません。

2008年11月21日金曜日

実験も一段落

一応留学期間中に、目標としていたことができて、実験も一段落しました。今週中に結果が出たのでうれしい限りです。

今回の勝因は、

  1. 問題発見と解決のプロセスが早くなった。
  2. 一人ではまりこまず、困ったときは、よく知っている人の力を借りた。
  3. 問題発見と解決につながらない無駄な実験はやらなかった。
  4. よく働いた。

です。以上のことは才能じゃなくて、単に習慣の問題なので、物事がうまくいくように自分の習慣を直しただけです。しかし習慣的なことが、ものすごく効果的でした。

ようやく自分で目標を定義し、それに向かって改善を繰り返しながら、目標に到達するプロセスが身についてきました。自分で言うのもおこがましいですが、ここにきて、博士としての力がついてきたかなと思います。

今回はよく働きましたが、もっと考えるプロセスを磨いて身につければ、無駄な実験と働く時間をもっと減らし、より少ない手順で、求める結果にたどり着けるはずです。これは帰国後も改善していくべき課題です。

きちんとした投稿論文にするには、もうちょっとデータが必要ですが、今回の結果は、博士論文の1章分にはなりそうで、ほっとしています。このペースで1年間研究室にいたら、きちんとした投稿論文を2本ぐらいは書いて投稿できそうです。来るかどうか別として、ポスドクという身分でアメリカにきても、なんとかなりそうな感触をつかみました。大変よい留学になっていると思います。

顔認識で勝つ

賢い人に、どの分野なら勝てるかと考えていました。それで昨日歩いていたら、その(以前紹介した)賢い人に2人すれ違いました。僕はその人たちを気が付いて、ちょっとしたシグナルを送りましたが、なんとその人たちは全く僕の存在に気がつかず去っていきました。僕はそのとき、そうか、顔認識能力なら、賢い人にも勝てると思いました。

僕は顔を覚えて、それを認識する能力が高いという自負があります。一回でも5分以上話したことがあると、大体覚えてしまいます。でも他人は違うみたいで、僕が覚えていて、こちらから挨拶しても、素通りされたりします。また僕から話しかけても、向こうは覚えておらず、どこで会ったか話して、自己紹介する必要があったりします。こういうのを繰り返す内に、みんななかなか顔を覚えられないし、気が付かず通り過ぎるものなんだなあ、と認識するに至りました。

それで僕は、空間を認識する右脳的な考えの方が競争優位なのでは、と思い始めました。計算は割と得意な方だったので、今まで左脳的な考え方の方が得意だと思っていたのですが、本当に強みが発揮できるのは、実は右脳なのかもしれません。右脳を活かした仕事の進め方ができれば、トータルではあまり負けない気がしてきました。さてさてこれからが本番です。

折り紙アーティストBrian Chanと一緒に出かける

MITの大学院生で、僕の友達の友達のBrian Chanに初めて会いました。知りませんでしたが、彼は折り紙の世界では、有名人らしく、日本でも名前を知られているようです。実はそんな人が、MITで、僕と同じ部屋に在籍していたのです。

Brianは日本に2回も行ったことがあり、日本好きだったのか、不思議な縁で、一緒に出かけることになりました。彼と、美術館(ICA)に行って、その後、チャイナタウンで夕食にも行ってきました。道中で、MacBook AirとかiPod touchを使って作品を見せてもらったり、折り紙を折る手順書のラフスケッチを見せてもらったりしました。その作品を作る手順は複雑で、Brianと同じことができるとは、露にも思いませんでした。一芸に秀でた人に会い、その分野の話を聞くのは、世界が広がってうれしいものです。

Boston界隈は、才能がある人と簡単に出会えて、毎日が刺激的で楽しいです。またいつかBostonに来るのもいいアイデアだと思い始めています。

折り紙アーティストBrian ChanのWebsite
http://chosetec.darkclan.net/origami/

2008年11月19日水曜日

大学院生のお金の話

MITの大学院生のほとんどは、指導教官から、授業料と生活費を出してもらっています。授業料を年$34,750=350万円ぐらい。それに加えて、生活費として、平均月に$2000=20万円ぐらい出してもらっています。それで年の総額で600万円ぐらい費用を出してもらっていると思います。そして日本で言う、修士課程のときからすでにお金を出してもらっています。

一方で、日本のことを書きますと、授業料は基本的に自分で出す必要があります。国立大学だと、年50万円の授業料を自分で払う必要があります。そして学振の特別研究員に採用されたりして、恵まれた人だけが、月に20万円もらえます。修士課程のときは、基本的に、給料はもらえません。博士課程に入ってから、お金がもらえます。日本でも、一昔前は、授業料を払いつつ、無給で働くのが普通だったみたいなので、かなり待遇が改善されたと聞いています。

まとめると、
  • 授業料: MITでは出さなくていい。日本の国立大学だと自分で出す必要がある。
  • 生活費の期待値: MITの方が高い。日本の国立大学では、10万円ぐらい。うまくやらないと月に20万円もらえない。
  • 受給期間: 大学院の始めからもらえるMITの方が長い。日本の国立大学では大学院の博士課程からしかもらえない。
となります。

実は、お金の面で考えると、MITの大学院に行く方が、たくさん出してもらえそうです。国同士で、どうして待遇に差が生まれるのか、僕はよく分かっていません。日本では、人件費よりも装置や箱物にお金を使う思想、研究費に人件費を計上できない、教えてもらっているのにお金をもらうのはけしからんという考え、やりたいことをやっているんだからお金を出す必要はないという考え、もしくは大学院生軽視の社会構造があったのかもしれません。もしこのような認識があるならば、一気にシステムを変えるのは難しそうですね。